みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
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『パッション』 (DVD)

2009年08月17日 | 映画(DVD含む)
 メル・ギブソン監督がキリスト最後の12時間を描いた作品です。知人に借りて見ました。前から興味はあったし、見なくてはなと思ったものの・・・私が苦手なようなシーンがあると思い・・・・避けていました・・・。ええ、それだけの理由です・・・。

 さて、題名の「パッション(Passion)」というと、「情熱」の意味が一般的だと思いますが、辞書で調べると、「the P~(大文字)」でキリストの受難という意味もあります。なので、この映画のパッションは“受難”という意味。他にも殉教者の受難、殉教という意味も。キリストの十字架の苦しみ→強い感情、ということで情熱の意味になるらしい。この辺の語源のことはもっと調べてみると面白いと思います。ちなみに原題は『The Passion Of The Christ』=「キリストの受難」ですね。


 熱心なキリスト教徒はこれを映画館で見てショック死した方もいたということですが・・・別に信者ではない私ですら倒れそうになるっていうか・・・・・

 画面ではなく下を向いていた部分も多かった・・・・

 うーん、それで見た意味あるのか(爆)

 鞭打ち刑や磔刑など四季の『ジーザス・クライスト・スーパースター』でも見ているし、知識として知っていることですけどねぇ・・・。はい、やっぱり「無理~」という箇所が・・・。でも、それらが“受難”なんでしょうから描かなければいけないのでしょうし、非難されるべきとは思いません。血が苦手な人にはお勧めしませんが・・・。

 とはいえ、別に面白くなかったという感想ではありませんよ。この映画では英語を使うのでなく、当時のパレスチナで話されていたアラム語、ラテン語、ヘブライ語を使っていたりする点(といってもどれが何語かはさっぱりわかりませんが~)や、リアリティを追求した描き方は面白く、印象的でした。
 私は学生時代に少しはキリスト教についての授業を取っていたのですが、やはりなじみがないせいか分からないことの方が多かったかな・・・。恥ずかしながら・・・(^^;

 この作品にしろ、『ダ・ヴィンチ・コード』にしろ、いろいろ問題視されるけれど、あくまで作者や製作者からの視点や解釈・・・と思えばいいんじゃないかなぁ・・・と思ってしまう私ですが・・・どうなんでしょう・・・。