みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
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KKP#5『TAKEOFF ~ライト三兄弟~』

2009年08月19日 | DVD(映画以外)
 ラーメンズ関連の記事が続きます(笑)KKP(Kentaro Kobayashi Produce)とはラーメンズの小林賢太郎の作・演出による演劇プロジェクト。ラーメンズの舞台とはまた一味違った小林賢太郎ワールドです。

【あらすじ】
 「やりたいこと」に悩む20代の旅人(オレンヂ)。「仕事」に悩む30代の飛行機マニア(小林賢太郎)。「家庭」に悩む40代の大工(久ヶ沢徹)。そんな3人が偶然ビルの屋上で出会う。その後、彼らはライト兄弟の幻の図面を手に入れ、復刻に挑む。果たして彼らの想いを乗せた手作り飛行機は飛ぶのか?!

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 今までに何作かKKP公演を映像で見ていますが、これが今まで見た中で一番良かったです。登場人物は3人。セットは飛行機以外はいたってシンプル。(ラーメンズの舞台に比べれば“大掛かり”な舞台かな。)今回は仁さんはいないし、ラーメンズとは違うけれども、賢太郎さんの作り出す世界なので、もちろん笑いの要素や言葉遊びもたくさんあります。それでいてかなり良い話でもあります。最後はだいたい見る前から予想はつくけれど、それがゆえにどうするのかな?と思っていたのですが・・・その幕切れがとっても印象的!!!「TAKEOFF」のタイトルがラストで繋がった~~!!!もちろん、彼ら3人にとってもTAKEOFF。気持ちが高ぶったところでのこのラスト、実際の舞台でなく映像なのにこれだけの感動と興奮を味わえるとは!!お客さんがノリノリで総立ちっていうのも分かります。私も画面に向かって思わず拍手したくなってしまいましたもん。これは実際の舞台を見てみたかった、でももし見たとしたらどんだけ興奮するんだろうな~と思うとちょっと怖いかも(笑)久しぶりに良いもの見たな~~と思いました。
 ラストもそうですが、笑いだけでなく、ちゃんと“感動”も与えてくれるのが賢太郎ワールド。特にライト兄弟のファーストフライトの12秒間のあの見せ方・・・。無音の12秒がこんなに感動的だとは。無音だけでなく、飛行機製作シーンのいろんな道具を使ったパフォーマンス(ストンプみたいな)も印象的でした♪

 
 賢太郎さんファンとしては、彼のいろんな面を楽しめてよかったんですが・・・キャラ的に一番良いのは大工の久ヶ沢さんだな(笑)3人みんなよかったですけどね。ラーメンズにしろ、ポツネン(賢太郎さんソロライブパフォーマンス)にしても、完成度が高いパフォーマンスを見ると、「これはお笑いなのか、演劇なのか?」と思いますが・・・ジャンルわけなんてしなくていい、ラーメンズはラーメンズだし小林賢太郎は小林賢太郎なんだ!!と思うのです。

 それにしても、賢太郎さんは凄すぎる・・・。