みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
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私の好きなことを綴っているブログです♪

『とんち探偵・一休さん 金閣寺に密室(ひそかむろ)』

2010年07月21日 | 本・マンガ
鯨統一郎/著

 以前、ネットで能楽関係の書籍などを検索していて見つけたこの小説。登場人物の一人に世阿弥がいたのもあり読んでみました。
 一休さんのとんちはアニメにもこんなのあったよな~と思い出すことばかり。蜷川新右衛門さんも登場しますし、名前は違うけど一休さんを慕う女の子も出てきたり・・・。でも肝心の一休さんはアニメのようなかわいい小坊主って感じではなく、15歳なのにイメージ図は有名な小汚い(失礼!)一休和尚の肖像画であります(笑)ちなみに私のこのお話しの一休イメージ図はこちらをご参照ください(笑)

 先日読んだマンガとは違い、晩年の義満と40代くらいの世阿弥をはじめ、室町幕府の要人たちも登場します。実際に義満の死が病死なのか?というのは疑問に思われているらしいですけど、個人的にはオチというか犯人はどうなんだろうな~?といったところ。またまた世阿弥と楠木家の縁戚関係について触れられていましたけど・・・そちらもどうなんでしょうね?まあ、諸説ありますので、あくまで一休さんが主役のエンターテイメントとして楽しみましたけどね。

 あと、私も世阿弥の時代の能のことはよく知らないことが多いですけど・・・●●(楽器)って能には使わないと思うよ・・・。もしかしたら彼は演奏できたかもしれないけれど。