【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

京都府立植物園~植物生態園:レンゲショウマ他~

2011-08-26 | 折々の花~植物園~
京都府立植物園:植物生態園で、今が旬のお花たち
レンゲショウマ、オミナエシ、カノコユリ、サワギキョウ、トウテイラン、ヒオウギ、フシグロセンノウ、マツムシソウ、ヤブミョウガ、ユキミバナ


「草原」   金子みすゞ

露の草原
はだしでゆけば
足があおあお染まるよな。
草のにおいもうつるよな。

草になるまで
あるいてゆけば、
私のかおはうつくしい、
お花になって、咲くだろう。

↑ 道草さんよりいただきました。

 レンゲショウマ(蓮華升麻)キンポウゲ科 



2008年の夏、縁あって六甲高山植物園にレンゲショウマに会いに行ってます
 こちら 

 オミナエシ(女郎花)オミナエシ科 




オミナメシ(女飯)とは、オミナエシの別名、小さな花が粒のように集まって咲いています。
黄色い小粒の花を粟に見立てた、粟のご飯は女性の食べ物とされていたことから、女飯(オミナメシ)と呼ばれ、これが変化して女郎花(オミナエシ)となったという・・・
じゃぁ、男飯は?
近縁種にオトコエシ(男郎花)花の色は白、白米に見立てた

オトコエシ(男郎花) オミナエシ科

2009.9.05 岩湧山にて

男飯(オトコメシ)が変化して男郎花(オトコエシ)となったという・・・
同じじゃないですか?
粟も米も五穀(米・麦・粟・豆・黍(きび)または稗(ひえ))の仲間ですが、粟は米より低くみられていた。
きっと、男尊女卑の時代につけられた名前なんやろね、と思うわんちゃんなのです。

女郎花の別名は、思い草。
花言葉には、”親切”、”約束を守る”などがあります。
覚えておきましょう

カノコユリ(鹿の子百合)ユリ科

今の時季、お花が少ない植物生態園で一際存在感アリ


サワギキョウ(沢桔梗)キキョウ科




山の湿原に生える多年草。
植物生態園の池の淵に咲いていました

トウテイラン(洞庭藍)ゴマノハグサ科

トウテイランという名は中国の洞庭湖の美しい水の色にちなんでいるそうです。
というのですが、原産は日本です、絶滅危惧種ともいわれています。

ヒオウギ(檜扇)アヤメ科


9月ころに、根茎(こんけい)を掘り取り、水洗いして、ひげ根を取り、天日で乾燥させます。
これを生薬(しょうやく)で、射干(やかん)といいます
射干(やかん)は、消炎(しょうえん)、利尿(りにょう)、去痰(きょたん)、風邪に、1回量5~10グラムを、水0.3リットルで、約3分の1量まで煎じて服用します。
「和漢三才図会(わかんさんさいずえ/1713)」には、「咽喉腫痛(いんこうしゅつう)に射干(やかん)の根と山豆根の根の陰干しにした粉末を吹きかけると、その効は神のごとし」という記述があり、腫痛や扁桃腺に内服や外用に用いられていた
(薬になる山野草百科より)

フシグロセンノウ(節黒仙翁) ナデシコ科


フシグロセンノウは本州から九州に分布する多年草。
自生地では谷筋の明るい落葉広葉樹林や林縁に生育する。
7月から10月にかけ、朱色の美しい花を咲かせる、と教えていただきました。
山野草では朱色の花はそんなに多くは無いとも聞きました。
夏の暑いとき山登りしてて緑濃い山林でこのお花に出合ったら・・・カンゲキやろなぁ。

マツムシソウ(松虫草) マツムシソウ科


名前の由来:松虫が鳴くころ開花するから。
食べれます。
若苗はゆでて水でアク抜きをし、おひたし、各種和え物、油いため、汁の実に。
花は酢を入れた熱湯でさっとゆで、酢水にとって冷まし三杯酢、甘酢に漬けて食べる
イザ食するとなると結構アクがきつそう・・・

ヤブミョウガ(藪茗荷) ツユクサ科



もうしばらくすると青い美しい実を見ることができると思います・・・とも。

ユキミバナ(雪見花)キツネノマゴ科



今の時季から雪が降る頃まで咲くので、こんな名前がつけられました。
よ~く聞くと、このユキミバナによく似たのにスズムシバナと言うお花があるらしい、気が付かなかったわんちゃんです。

【おまけ】
京都府立植物園:植物生態園とは?
 こちらでどうぞ 

京都府立植物園へはウチから近鉄~地下鉄とで1時間ほどで行けます
地下鉄から近い入り口が北山口で植物生態園は、北山口からすぐのところにあります。
山野で育っているのとほぼ近い状態で植栽されてます。
そんなお花たちに気軽に会いに行けるので、植物生態園は大好きなところです。