キクガラクサ・クマガイソウ・マメヅタラン・コウモリカズラ
キクガラクサ(菊唐草)ゴマノハグサ科:京都府⇒絶滅危惧種
とても小さな可愛いお花、白色で直径7-8㎜の5弁花
キクに似た葉が地面を覆って、唐草模様を思わせるのでこの名がついた。
茎は長く地面を這い、節ごとに根を下ろして葉をつける。
梅雨の頃に白い花をつける⇒ハイその通り。
ちっちゃいちっちゃいお花なんですよ、けど、意外と毛むくじゃらなんですよね、ビックリしました。
キクカラクサと呼ばないでキクガラクサなんですよね、そして、このお花が大切なのは5弁花なのに雄しべが4本というところが珍しい・・・と教えていただきました。
キクガラクサ(別名ホロギク)は、世界的な珍稀植物で、日本の産地もごく限られています。
だのに驚きました、一方では某県の天然記念物に指定しながら、同じ県の別の課の仕事として、その山地一帯数キロに除草剤をまいたのです。これはそのとき、薬害をのがれた貴重なひと株でした。と、検索入門野草図鑑6巻P.79にその一株の写真とともに載ってました(このblog上の写真とは関係ありません)
クマガイソウ(熊谷草)ラン科 京都府⇒絶滅寸前種
良く手入れされたスギ林の中の斜面で咲いていました。
高さ10~20㎝ほどの茎の先におおぎ形の葉が2枚向かい合ってついてまして、2葉の間に立つ花茎の先にただ一つ花がついてます。
【おまけ】
クマガイソウ&アツモリソウ
組みしいた敵の武将の首を討たんとしてみれば「年十六、七ばかりなるが、薄化粧してかね黒なり」
さすがの坂東武者、熊谷直実もびっくり仰天、逃がそうとするが、戦場の悲しさ。
この一対のラン(クマガイソウ&アツモリソウ)の名は、平家物語の圧巻を背景に、唇弁を当時の武将が背に負い矢を防いだ武具、母衣(ほろ)と見たててつけられたものである。
竹で骨を組み、布でおおった袋で、熊谷は白い母衣、平敦盛は紅の母衣であったのだろうか。
なぎさに散る、ひおどしの鎧があわれである。⇒検索入門野草図鑑②巻P.66より。
ちなみにアツモリソウの花の色は紅紫色から淡紅色
マメヅタラン(豆蔦蘭)ラン科:京都府⇒絶滅危惧種
山の中の大きな岩肌にビッシリと群生していました
「マメヅタランは山地の岩や樹木の樹皮上に着生しており、その表面をはい回り、密集した群落を作る」と教えていただきました。
ウ~~ン・・・ナルホドです、岩肌にビッシリと咲いている。
「お花の大きさは1cm未満 、透明感ある淡黄色、唇弁は赤紫色に染まります」と教えていただきました。
けど、足場が悪くお花のアップが撮れなかったんです。
透明感ある淡黄色、唇弁は赤紫色 う~~ん・・・ナルホドです。
写真提供:そよかぜさん
コウモリカズラ(蝙蝠葛)ツヅラフジ科:京都府⇒準絶滅危惧種
名前の由来は、葉(葉身)の形が飛んでいるコウモリに似ているツル植物だから・・・
もう一つの特徴は葉っぱがちょうど、左手の掌に右手人差し指を突き当てたみたいになっている・・・
どうですか?
【おまけ】
コウモリカズラの
◆果実は青黒く熟していきます。
え~っと、それはいつごろですか?
◆アルカロイドを含んでいますので、食べると神経障害や痙攣などが起こります。
観察会で実が生っているのを見ると、つい味見をしてしまいます➱気をつけないと・・・
方舟も朽ちはじめたり環境の汚染の絶滅危惧種のヒト科(山本 司)
↑ 道草さんよりいただきました。
★迎春準備~寄せ植え~でのチェッカーベリーの可愛い白いお花が咲きましたので写真を追加しました、ご覧下さい。