【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

ヘビの話

2025-01-11 | 日記
鉄崎幹人のWASABI (静岡放送)
愛して止まないものについて語りつくす午後のテッパン
月曜日は生物や植物、自然、農業にスポットを当てたクローズアップ生き物.

2025年1月6日月曜日
ヘビの話、2025年巳年に因んで……
日本のヘビの種類って何種類?
44種類居てて、ほとんど南方系で本州だと8種類。
1.アオダイショウ(青大将)
人家の近くに居てネズミを食べてくれる有難いヘビ。

2.シマヘビ(縞蛇、学名:Elaphe quadrivirgata)爬虫綱有鱗目ナミヘビ科ナメラ属
森によく居るヘビで、ちょっと気が荒いので嚙まれないように、無毒ですけど。

3.マムシ(蝮、学名:Gloydius blomhoffii)爬虫綱有鱗目クサリヘビ科マムシ属
毒があるからドッシリと構えてる。草むらなんかにはだしで入ると、マムシは逃げるのが遅いから噛まれる、はだしで草むらに入らないこと。

4.ヤマカガシ(山楝蛇、学名:Rhabdophis tigrinus)爬虫綱有鱗目ナミヘビ科ヤマカガシ属
ヤマカガシは奥歯に毒があるので、よっぽど指を突っ込まない限り噛まれることはないけれど、猛毒です。ヒキガエルを食べるんだけど、ヒキガエルの皮膚毒から自分の中に毒を取り込んで毒を蓄積する。

5.ヒバカリ(日計・日量・熇尾蛇・竹根蛇、Hebius vibakari)爬虫綱有鱗目ナミヘビ科ヒバカリ属こちら

6.ジムグリ(地潜、Euprepiophis conspicillatus)有鱗目ナミヘビ科ジムグリ属こちら

7.タカチホヘビ(高千穂蛇、Achalinus spinalis)有鱗目タカチホヘビ科タカチホヘビ属こちら
高千穂男爵が発見したからタカチホヘビ。

8.シロマダラ(Lycodon orientalis)有鱗目ナミヘビ科オオカミヘビ属
夜行性で数が滅茶苦茶少ないから“幻のヘビ”と呼ばれている。
本州に居る八つのヘビです。ヘビのことってよくは知らないなぁ、ちょっと怖いイメージがあるから、にょろにょろとしたところがね。
ヘビのキャラクターって無いですよね、十二支の中でも犬🐶とか兎🐇とか必ずありますよね。
ヘビのキャラクターってほぼ無い。イノシシもだけど。
スポーツ・チームにもスネークってあんまりないですよね、ヘビってちょっと嫌われもの感があるよね、ちょっと怖いとか気持ち悪いとか、のイメージがあります。
例、「ツバメが雛を育ててます、ヒナが一生懸命ピーチクパーチク、親が来るのを待ってます、ところが、その雛を狙ってニョロニョロニョロニョロと壁を登って近ずくヘビ(青大将)」
さぁ、どっちを応援しますか?「ツバメのヒナ!」
「じゃぁ、ヘビが子育てして一生懸命タマゴをかえしました、そこの子ヘビを狙っている鷹が居たらどっちを応援する?」「???」
だから、イメージなんですよ、チーターが鹿を襲おうとしてる、お腹をすかした、ミャーミャー鳴いてる子供を置いてお母さんチーターが一生懸命鹿を追いかけてる、鹿も一生懸命逃げる、チーターは追いかける、「さぁ、どっちを応援しますか?」チーターは一生懸命鹿を追いかけてる、鹿も逃げる、やっぱり、チーターを応援しちゃうんですよ。イメージですね、カワイイ鹿の家族が居てて、一匹の子鹿がチーターに追われている、鹿を応援しますね。これみんな、イメージなんですよ、、やっぱりヘビはヒナを食べてしまうイメージがあるから、悪者扱いされてしまうんですけども、日本では昔からヘビは農作物を荒らすネズミを食べてくれるありがたい存在だった。コレ、キツネと同じです、キツネもネズミを食べてくれますから。
なので、信仰の対象に古くからなってきた。特にアルビノの白ヘビというのは守り神としてありがたい存在、ヘビというのは足が無い、そして、、生命力が強い、そしてもう一つ、脱皮をする、脱皮というのはつまり、死と再生、死と再生、死と再生を現す。これが仏教の輪廻転生に結びつく。
今でも、ヘビの抜け殻を財布に入れるのはヘビが脱皮するから、お金使っても再生、お金使っても再生・・・という意味でヘビの抜け殻を、財布に入れるワケですよ。
やはり仏教でヘビというのは大切なポジションで神の使いなんですね。
インドではヘビのことを“ナーガ”といいます。お釈迦様は“ナーガ”の末裔
とされてます。
その仏陀(お釈迦様)が悟りをひらいた時、乳粥を飲ませて命を救った娘の名が“スジャータ”です。
コーヒークリームのスジャータはここから名前を取ってます。
仏陀がスジャータに乳粥を飲ませていた時、日よけの傘になったのが“ナーガ”なんです、だから仏陀の陀の字は蛇に似てるでしょ?
お正月の鏡餅、あの形はヘビの“とぐろ”からきてます。
古来、ヘビは“かか”と呼ばれた。“かかのもち”⇒“かがみもち”。
神社のしめ縄、あれは“ヘビの交尾”がモデルです。
「くんずほぐれず」ヘビがぐにゅぐにゅぐにゅとなってるのがしめ縄のモチーフです。
セイヨウでも“うろ殺しの輪”といって、ヘビが自分の尻尾を呑み込もうとして、コレつまり、始まりも無い、終わりもない、ということで“うろ殺しの輪”というのは完全体の象徴。コレは良い意味で使われています。
ところがユダヤ教とキリスト教はヘビを悪魔としています。なぜかと言うと、旧約聖書の中でイブを騙して毒リンゴを食べさしたのがヘビだったんですよ。以来、ヘビは呪われた存在となってしまったわけなんですよ。国によって信じる神によってヘビの扱いが変わってくるんですよ。こう考えてくると、ヘビとは非常に重い生き物で、今年は巳年というのは何かをスタートするにはいい年かもしれません。「ヘビが好き」と言う人は確かに少ないんだけど、爬虫類ブームで飼う人も昔よりは増えているんで、何よりもヘビというのは自然界に置いて生態系の大事な一員なんです。
ヘビが居るということは、その田んぼにカエルがいっぱい居るということ、カエルがいっぱい居るということはその田んぼに虫がいっぱい居るということ、ヘビが居る田んぼや農地は豊かな田んぼや農地という証拠になる。
生態系の大事な一員であるヘビのお話でした。
鉄崎幹人のWASABI (静岡放送)1月6日(月)午後のテッパン

1月12日 昨日のこと、鏡開きで、このちっちゃな鏡もち、おぜんざいでいただきました。

蛇のとぐろとはねぇ~~