やましろ里山の会:植物部
「昨日、ムクノキの方へは来なかったね、Oさんも。」
「ハイ、南山城村の方へOさんと一緒に植物観察会でね、そこがスッゴイとこだったんですよ、ササやらノイバラの蔓やらかき分けて歩くようなとこで、めっちゃタイヘンなとこでした」
「そういうのん、登山で藪こぎって言うんやけどね」
「えっ?藪こぎって?それって何ですか?」
「道なき道、けもの道のようなとこを藪の密生地をかきわけかきわけ進むことやけどね」
「へぇ~~そうなんですかぁ藪こぎねぇ・・・」
まさしく藪こぎを体験したわんちゃんでした。
この前(木津川市植物同好会)に引き続きM先生を講師にお迎えしての植物観察会でした。
「こういうお天気は写真日和ですわ、強烈な光じゃないので白い花がキレイに写りますね」
「白いお花が咲いてますでしょうかね?」
「まぁどうかな・・・今日はヒメカンアオイのところに入って行こうかと思ってるんですよ、以前、道なき道を入って出合ったモンですから・・・今の時季、花はムリでしょうけど、さぁ行きましょう」
「藪こぎ」を体験しながら谷の方(放棄田)へと下りて行ったり、山肌にへばりついてるような茶畑の麓を通ったり・・・
放棄田が結構あるんですよ、そこは貴重な湿地の生物が居るらしい様子・・・
道端の山肌に真っ赤な実、ツルリンドウ

花にも出合えてカンゲキでした
ツルリンドウ(蔓竜胆)リンドウ科

こんだけツルリンドウが群生してるとこって珍しいわぁ・・・ってカンゲキのUさん
ヒサカキ(柃)ツバキ科

榊に似ている が榊でないという意味の『非ず』説。
関東では榊として売られ、神棚に供えられる。
京都ではビシャコとも呼ばれているそうです。
ヤブコウジ(藪柑子)ヤブコウジ科

山肌に自分自身の葉っぱに隠れるように赤い可愛い実が・・・
正月の縁起物ともされ、
マンリョウ(万両)ヤブコウジ科、
センリョウ(千両)センリョウ科、
カラタチバナ(百両)ヤブコウジ科、と並べて
ジュウリョウ(十両)とも呼ばれる。寄せ植えの素材などとして使われる。
ヤブムラサキ(薮紫)クマツヅラ科

ウチの庭で今の時季キレイな紫の実がいっぱい生ってますのはコムラサキシキブ(小紫式部)クマツヅラ科(園芸品種)
リンドウ(竜胆)リンドウ科

畦にいっぱい居ました、お天気が悪かったので全部が全部花開いてるわけじゃ無いでしたけど、可愛かったなぁ・・・
竜の胆(たん・きも)のように根が苦いことから名づけられた(竜のきもは苦いって?)
ヤマカガシ(山楝蛇、赤楝蛇) 爬虫綱有鱗目ナミヘビ科ヤマカガシ属

「蛇や!」
「どこどこどこ?」
「飛びかかるよ」
「もう、飛ぶ態勢やん?」
「えっえぇ~~」
「もう冬眠するんとちゃうんですか?まだ暖かい日があったりするから出てんのかな?」
「いやぁ本来なら冬眠中でしょう」
「なんや、ざわざわしてるから出てきたんかいな?」
後で教えていただいたんですが、なんでもスッゴイ蛇のようで・・・
まさに知らぬが、何とかのわんちゃんでした。
アオツヅラフジとヒヨドリジョウゴのツーショット

アオツヅラフジ(青葛藤)ツヅラフジ科

ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)ナス科

真っ赤な赤い実を見て
「可愛いなぁ可愛いなぁ」
「ヒヨドリが好きなんよね?」
「美味しいのかな?」
「食べたらアカンよ!!」
この実には、ステロイド系アルカロイドが含まれていて、古くは皮膚病の薬として用いられたようですが、有毒です。
だからヒヨドリ(鳥たち)にも食べられることなく、こんなに赤く熟した実が残ってるンです、けど、もっと寒くなると、低温の影響でしょうか、この毒が消えるようです。
そんな時ヒヨドリが来るのかな?やっぱりヒヨドリはヒヨドリジョウゴが好きなんやなぁ・・・
ヒメカンアオイ(姫寒葵)ウマノスズクサ科

M先生が見つけはりました
「ヒメカンアオイ、道にもあるから踏んでしまわないように」
ツヤのある葉、辺りを注意深く観察するとプチ群生を作っていました、
「コレが今日のメインです。丸みを帯びたハート形の葉を年中広げ、春には暗い紫色の花がつきます、地面すれすれなので、時には落ち葉をかき分けて探すことにもなります」
ニシキギ(錦木) ニシキギ科

キレイに紅葉してるねぇ・・・
「生け花にね」「そうですね、流儀花なんかでね、葉っぱは無くても長持ちしてましたよ」
ニシキギ、冬の生け花の材料にはいいでしょうね。
葉っぱはなくても姿は錦、ですか・・・と誰かさんが言ったとか言わなかったとか
ベニバナボロギク(紅花襤褸菊) キク科

アフリカ原産の帰化植物
花は俯いて咲いてました。
名の由来は、花の色が紅色の、ボロギクから、
ボロの、名の由来は、花が終わったあとのふわふわっとしたモンが夜露や雨にぬれると襤褸(ぼろ)をまとったようになるから・・・
料理としては若苗、葉っぱ、蕾を採取
天ぷらに、汁の実、煮びたし、油いために・・・いろいろと。
ウメバチソウ(梅鉢草)ユキノシタ科

「あっ!あれ!あれ!咲いてるやん」カンゲキの声、声、声。
「ばんざぁ~い」とおっしゃったのはM先生。
「良かったね、良かったね」ってみんなで撮りまくり


「この花はかんかん照りでは撮れないんですよ、白が飛んでしまって、今日みたいな薄曇りの日は写真を撮るには絶好なんですよ」とか・・・
ミズスギ (水杉) ヒカゲノカズラ科

湿地で多く見られます、ハイそうでした。
ネズミサシ(鼠刺し)ヒノキ科

昔昔、ネズミサシの枝葉はネズミの通路や俵のすき間に置いてネズミの侵入を防ぐなどしていたという話からつけられた名前。
材は雨露に晒されても腐りにくいため仏像を彫ったり飾り物として利用価値がある。
リュウノウギク(竜脳菊)キク科

名の由来, 葉に竜脳(ボルネオ樟脳)に似た香りの油が含まれているため.。
竜脳(ボルネオ樟脳)に似た香りと言うよりも、線香の香りと言った方がピッタリかも?
ナツハゼ(夏櫨)ツツジ科

葉っぱはキレイに紅葉してました
Uさんが「美味しいよ、ハイ食べて食べて」と次々に渡してくれはりました。
ちょっと酸っぱかったのですが、シブくないし、美味しかったかな?
もういっぺんって言われても、一人じゃ、よう来ないよね、とか言い合いながらひたすらM先生の後をついて歩くばかりでした。
「長靴を履いておられる方は、私の後について来て下さい」と、放棄田の中へ入って行かれます。
「じゃ、長靴履いてられる方は探検してきて・・・何かに出合ったら教えて下さい、近くまで観に行きます、ここで待ってまぁ~す」みたいなことも多々あり・・・
道なき道を分け入って、車を停めていたところに出た時は「わをぉ~~」でした。
「昨日、ムクノキの方へは来なかったね、Oさんも。」
「ハイ、南山城村の方へOさんと一緒に植物観察会でね、そこがスッゴイとこだったんですよ、ササやらノイバラの蔓やらかき分けて歩くようなとこで、めっちゃタイヘンなとこでした」
「そういうのん、登山で藪こぎって言うんやけどね」
「えっ?藪こぎって?それって何ですか?」
「道なき道、けもの道のようなとこを藪の密生地をかきわけかきわけ進むことやけどね」
「へぇ~~そうなんですかぁ藪こぎねぇ・・・」
まさしく藪こぎを体験したわんちゃんでした。
この前(木津川市植物同好会)に引き続きM先生を講師にお迎えしての植物観察会でした。
「こういうお天気は写真日和ですわ、強烈な光じゃないので白い花がキレイに写りますね」
「白いお花が咲いてますでしょうかね?」
「まぁどうかな・・・今日はヒメカンアオイのところに入って行こうかと思ってるんですよ、以前、道なき道を入って出合ったモンですから・・・今の時季、花はムリでしょうけど、さぁ行きましょう」
「藪こぎ」を体験しながら谷の方(放棄田)へと下りて行ったり、山肌にへばりついてるような茶畑の麓を通ったり・・・
放棄田が結構あるんですよ、そこは貴重な湿地の生物が居るらしい様子・・・
道端の山肌に真っ赤な実、ツルリンドウ

花にも出合えてカンゲキでした
ツルリンドウ(蔓竜胆)リンドウ科

こんだけツルリンドウが群生してるとこって珍しいわぁ・・・ってカンゲキのUさん
ヒサカキ(柃)ツバキ科

榊に似ている が榊でないという意味の『非ず』説。
関東では榊として売られ、神棚に供えられる。
京都ではビシャコとも呼ばれているそうです。
ヤブコウジ(藪柑子)ヤブコウジ科

山肌に自分自身の葉っぱに隠れるように赤い可愛い実が・・・
正月の縁起物ともされ、
マンリョウ(万両)ヤブコウジ科、
センリョウ(千両)センリョウ科、
カラタチバナ(百両)ヤブコウジ科、と並べて
ジュウリョウ(十両)とも呼ばれる。寄せ植えの素材などとして使われる。
ヤブムラサキ(薮紫)クマツヅラ科

ウチの庭で今の時季キレイな紫の実がいっぱい生ってますのはコムラサキシキブ(小紫式部)クマツヅラ科(園芸品種)
リンドウ(竜胆)リンドウ科

畦にいっぱい居ました、お天気が悪かったので全部が全部花開いてるわけじゃ無いでしたけど、可愛かったなぁ・・・
竜の胆(たん・きも)のように根が苦いことから名づけられた(竜のきもは苦いって?)
ヤマカガシ(山楝蛇、赤楝蛇) 爬虫綱有鱗目ナミヘビ科ヤマカガシ属

「蛇や!」
「どこどこどこ?」
「飛びかかるよ」
「もう、飛ぶ態勢やん?」
「えっえぇ~~」
「もう冬眠するんとちゃうんですか?まだ暖かい日があったりするから出てんのかな?」
「いやぁ本来なら冬眠中でしょう」
「なんや、ざわざわしてるから出てきたんかいな?」
後で教えていただいたんですが、なんでもスッゴイ蛇のようで・・・
まさに知らぬが、何とかのわんちゃんでした。
アオツヅラフジとヒヨドリジョウゴのツーショット

アオツヅラフジ(青葛藤)ツヅラフジ科

ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)ナス科

真っ赤な赤い実を見て
「可愛いなぁ可愛いなぁ」
「ヒヨドリが好きなんよね?」
「美味しいのかな?」
「食べたらアカンよ!!」
この実には、ステロイド系アルカロイドが含まれていて、古くは皮膚病の薬として用いられたようですが、有毒です。
だからヒヨドリ(鳥たち)にも食べられることなく、こんなに赤く熟した実が残ってるンです、けど、もっと寒くなると、低温の影響でしょうか、この毒が消えるようです。
そんな時ヒヨドリが来るのかな?やっぱりヒヨドリはヒヨドリジョウゴが好きなんやなぁ・・・
ヒメカンアオイ(姫寒葵)ウマノスズクサ科

M先生が見つけはりました
「ヒメカンアオイ、道にもあるから踏んでしまわないように」
ツヤのある葉、辺りを注意深く観察するとプチ群生を作っていました、
「コレが今日のメインです。丸みを帯びたハート形の葉を年中広げ、春には暗い紫色の花がつきます、地面すれすれなので、時には落ち葉をかき分けて探すことにもなります」
ニシキギ(錦木) ニシキギ科

キレイに紅葉してるねぇ・・・
「生け花にね」「そうですね、流儀花なんかでね、葉っぱは無くても長持ちしてましたよ」
ニシキギ、冬の生け花の材料にはいいでしょうね。
葉っぱはなくても姿は錦、ですか・・・と誰かさんが言ったとか言わなかったとか
ベニバナボロギク(紅花襤褸菊) キク科

アフリカ原産の帰化植物
花は俯いて咲いてました。
名の由来は、花の色が紅色の、ボロギクから、
ボロの、名の由来は、花が終わったあとのふわふわっとしたモンが夜露や雨にぬれると襤褸(ぼろ)をまとったようになるから・・・
料理としては若苗、葉っぱ、蕾を採取
天ぷらに、汁の実、煮びたし、油いために・・・いろいろと。
ウメバチソウ(梅鉢草)ユキノシタ科

「あっ!あれ!あれ!咲いてるやん」カンゲキの声、声、声。
「ばんざぁ~い」とおっしゃったのはM先生。
「良かったね、良かったね」ってみんなで撮りまくり


「この花はかんかん照りでは撮れないんですよ、白が飛んでしまって、今日みたいな薄曇りの日は写真を撮るには絶好なんですよ」とか・・・
ミズスギ (水杉) ヒカゲノカズラ科

湿地で多く見られます、ハイそうでした。
ネズミサシ(鼠刺し)ヒノキ科

昔昔、ネズミサシの枝葉はネズミの通路や俵のすき間に置いてネズミの侵入を防ぐなどしていたという話からつけられた名前。
材は雨露に晒されても腐りにくいため仏像を彫ったり飾り物として利用価値がある。
リュウノウギク(竜脳菊)キク科

名の由来, 葉に竜脳(ボルネオ樟脳)に似た香りの油が含まれているため.。
竜脳(ボルネオ樟脳)に似た香りと言うよりも、線香の香りと言った方がピッタリかも?
ナツハゼ(夏櫨)ツツジ科

葉っぱはキレイに紅葉してました
Uさんが「美味しいよ、ハイ食べて食べて」と次々に渡してくれはりました。
ちょっと酸っぱかったのですが、シブくないし、美味しかったかな?
もういっぺんって言われても、一人じゃ、よう来ないよね、とか言い合いながらひたすらM先生の後をついて歩くばかりでした。
「長靴を履いておられる方は、私の後について来て下さい」と、放棄田の中へ入って行かれます。
「じゃ、長靴履いてられる方は探検してきて・・・何かに出合ったら教えて下さい、近くまで観に行きます、ここで待ってまぁ~す」みたいなことも多々あり・・・
道なき道を分け入って、車を停めていたところに出た時は「わをぉ~~」でした。
わんちゃんは、本物の日本の秋を堪能されて何よりでした。私も珍しい花や懐かしい実を沢山見せて頂いて満足です。
昨日は、近くの園芸店で藪柑子の苗を数本買ってきて、庭の隅に植えました。木陰に赤い灯が点った様です。もし雪が積もれば最高ですが・・・。昨日は雪虫が飛んでいました。この冬はどうでしょうか。
「藪柑子もさびしがりやの実がぽつちり」山頭火
黒い実や赤い実、食べれる?食べれない?
とかも楽しいでした。
鳥たちが夢中になるのもナルホドと思いましたよ。
ヤブコウジですか?
お花の少ない季節にお庭の片隅にポッと赤い実が居ると癒されます。
ウチでは、ちょっと大きな赤い実ですが、万年青の根元に固まって生ってます。
その赤い色はヤブコウジにはかないません。
道草さんコメントありがとうです。