夏の風物詩“ペルセウス座流星群”が今年もやってきます!
12月の“ふたご座流星群”や1月の“しぶんぎ座流星群”と共に三大流星群と呼ばれているのが“ペルセウス座流星群”なんですねー
年間でも1,2を争う流星数を誇っています。
2023年の“ペルセウス座流星群”の活動が最も活発になる“極大”を迎えるのは、8月13日(日)17時頃だと予想されています。
ただ、この時間帯は、まだ日も高く日本では観察できません…
でも、前後の時間帯にはそれなりに多くの流星が見られるはずです。
普段より目立って多くの流星を見ることができるのは、11日の夜から14日の夜までの4夜ほど。
いずれの夜も、21時頃から流星が出現し始め、夜半を過ぎて薄明に近づくにつれて流星の数が多くなると予想されています。
最も多く流星が見られると考えられているのは、14日の夜明け近く。
このときに空の暗い場所で観察すると、1時間当たり30個程度の流星を見ることができそうです。
この前日の13日の夜明け近くにも多めの流星が期待され、こちらは空の暗い場所で1時間当たり25個ほどの流星が見られそうです。
“ペルセウス座流星群”の放射点は日没後には北の空に昇ってきます。
時間とともに北の空高くに昇るので観察しやすくなります。
気になるのは、各夜とも夜半過ぎから明け方の時間帯に月が昇って来ること。
でも、下弦(半月)を過ぎた細い月で、月明かりの影響はそれほど気にせず観察ができそうです。
2023年8月10日現在、台風7号の動向や、他の熱帯低気圧の動向、太平洋高気圧の勢力などの予想が難航しているようです。
傾向としては、日本列島付近には南から湿った空気が流れ込みやすいことが予想されるので、晴れる所はあっても雲の出やすい状況になりそうです。
場合によっては雨の降る所もあるかもしれません。
日が近づくにつれて予報が確かになっていくので、こまめに最新の天気予報を確認するのがイイですね。
流星群には、放射点の近くにある星座や恒星の名前が付けられています。
“ペルセウス座流星群”の場合はペルセウス座の辺りに放射点があるので、この名前が付けられたというわけです。
ただ、流星が現れるのは、放射点付近だけでなく、空全体なんですねー
流星は、放射点から離れた位置で光り始め、放射点とは反対の方向に移動して消えます。
いつどこに出現するかも分からないので、なるべく空の広い範囲を見渡すようにします。
あと、流星の数は放射点の高度が高いほど多くなり、逆に低いほど少なくなります。
なので、放射点が地平線の下にある時間帯には、流星の出現は期待できません。
また、目が屋外の暗さに慣れるまで、最低でも15分間ほどは観察を続けるといいですよ。
レジャーシートを敷いて地面に寝転んだり、背もたれが傾けられるイスに座ったり… 楽な姿勢で観察を楽しんでください。
記録も紀元前から始まり、様々なところで記録に残っていて、その量はかなり膨大なものになります。
約135年周期で太陽系を巡っているスイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle)が“ペルセウス座流星群”の母天体になります。
母天体とは、チリを放出して流星群の原因作っている天体のことです。
現在スイフト・タットル彗星は地球から遠く離れた位置にありますが、彗星から放出されたチリは彗星の軌道に広がって分布しているんですねー
地球は毎年同じ時期に、このスイフト・タットル彗星の軌道を通過。
軌道に残されたチリの帯に突入することで、チリが地球の大気圏に飛び込んで燃え尽きるところを流れ星として見ることになります。
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12月の“ふたご座流星群”や1月の“しぶんぎ座流星群”と共に三大流星群と呼ばれているのが“ペルセウス座流星群”なんですねー
年間でも1,2を争う流星数を誇っています。
2023年の“ペルセウス座流星群”の活動が最も活発になる“極大”を迎えるのは、8月13日(日)17時頃だと予想されています。
ただ、この時間帯は、まだ日も高く日本では観察できません…
でも、前後の時間帯にはそれなりに多くの流星が見られるはずです。
普段より目立って多くの流星を見ることができるのは、11日の夜から14日の夜までの4夜ほど。
いずれの夜も、21時頃から流星が出現し始め、夜半を過ぎて薄明に近づくにつれて流星の数が多くなると予想されています。
最も多く流星が見られると考えられているのは、14日の夜明け近く。
このときに空の暗い場所で観察すると、1時間当たり30個程度の流星を見ることができそうです。
この前日の13日の夜明け近くにも多めの流星が期待され、こちらは空の暗い場所で1時間当たり25個ほどの流星が見られそうです。
“ペルセウス座流星群”の放射点は日没後には北の空に昇ってきます。
時間とともに北の空高くに昇るので観察しやすくなります。
気になるのは、各夜とも夜半過ぎから明け方の時間帯に月が昇って来ること。
でも、下弦(半月)を過ぎた細い月で、月明かりの影響はそれほど気にせず観察ができそうです。
2023年8月10日現在、台風7号の動向や、他の熱帯低気圧の動向、太平洋高気圧の勢力などの予想が難航しているようです。
傾向としては、日本列島付近には南から湿った空気が流れ込みやすいことが予想されるので、晴れる所はあっても雲の出やすい状況になりそうです。
場合によっては雨の降る所もあるかもしれません。
日が近づくにつれて予報が確かになっていくので、こまめに最新の天気予報を確認するのがイイですね。
ペルセウス座流星群と放射点(Credit: 国立天文台) |
夜空のどこを見ればいいの?
流星が、そこから放射状に出現するように見える点を“放射点”と呼びます。流星群には、放射点の近くにある星座や恒星の名前が付けられています。
“ペルセウス座流星群”の場合はペルセウス座の辺りに放射点があるので、この名前が付けられたというわけです。
ただ、流星が現れるのは、放射点付近だけでなく、空全体なんですねー
流星は、放射点から離れた位置で光り始め、放射点とは反対の方向に移動して消えます。
いつどこに出現するかも分からないので、なるべく空の広い範囲を見渡すようにします。
あと、流星の数は放射点の高度が高いほど多くなり、逆に低いほど少なくなります。
なので、放射点が地平線の下にある時間帯には、流星の出現は期待できません。
また、目が屋外の暗さに慣れるまで、最低でも15分間ほどは観察を続けるといいですよ。
レジャーシートを敷いて地面に寝転んだり、背もたれが傾けられるイスに座ったり… 楽な姿勢で観察を楽しんでください。
“ペルセウス座流星群”とは?
“ペルセウス座流星群”は、少なくても2000年近くは継続して観測されている歴史ある流星群です。記録も紀元前から始まり、様々なところで記録に残っていて、その量はかなり膨大なものになります。
約135年周期で太陽系を巡っているスイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle)が“ペルセウス座流星群”の母天体になります。
母天体とは、チリを放出して流星群の原因作っている天体のことです。
現在スイフト・タットル彗星は地球から遠く離れた位置にありますが、彗星から放出されたチリは彗星の軌道に広がって分布しているんですねー
地球は毎年同じ時期に、このスイフト・タットル彗星の軌道を通過。
軌道に残されたチリの帯に突入することで、チリが地球の大気圏に飛び込んで燃え尽きるところを流れ星として見ることになります。
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