ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

ジュニー・モリソン R.I.P.

2017-02-21 15:39:29 | ソウル、ファンク
JUNIE / BREAD ALONE

2017年1月21日、P-FUNKで活躍した、ウォルター・ジュニー・モリソンが亡くなられました。私がネットで訃報を知ったのは数日前でしたが、WIKIによりますと、亡くなられたのは1月21日だそうです。62歳でした。


1970年代初頭にオハイオ・プレイヤーズに参加し、彼らの初期作品に貢献しました。77年以降はP-FUNKに加わり、中核メンバーとして活躍しました。プロデューサー、アレンジャー、ライターとしても腕を振るい、キーボード、ギター、ベース、ドラムス、そしてヴォーカルと、なんでもこなすマルチプレイヤーでした。その凄腕振りと変態的な音楽センスは、後々のシーンに多大な影響を与えました。

ジュニー・モリソンが関わった代表作と言えば、やはりファンカデリックの「ONE NATION UNDER A GROOVE」ですね。タイトル曲「One Nation Under a Groove」も、ジョージ・クリントン、ゲイリー・シャイダー、ジュニー・モリソンの共作です。

また、後続への影響で言えば、例えばジェイZ のヒット曲「Brooklyn's Finest」は、ジュニー・モリソン時代のオハイオ・プレイヤーズの「Ecstasy」をサンプリングしてたり。ソランジュが最新作「A SEAT AT THE TABLE 」に、彼をリスペクトし捧げた「Junie」という曲を収録していたり。ソランジュはジュニーの死に対し、彼を讃えた文章を発表したりもしていました。



写真はジュニー名義によるジュニー・モリソンのソロ作。80年の作品。シンセがウニョウニョなファンクはもちろん、ジャンル越境なポップさと、どことなく人懐っこい彼のヴォーカルも味わい深い。


偉大なるファンク・マスター、ウォルター・ジュニー・モリソンさん、安らかに。