緑の繭
2023-03-08 | 雑記
大分県立美術館の2階には、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/e7/9a34820194eec01e5acfd3d53f2f228b.jpg?1678230192)
こんな風です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/52/c7d1f13c149d51617d5064d8371df342.jpg?1678230192)
板のように見えるものは、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/e8/c4bd5521751dbc1d740450330a98b7c8.jpg?1678230192)
これも糸巻きと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/12/9fe8d8f55782bc4474f93e156190325a.jpg?1678230192)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/98/604703a64d2780c0a0643aeaee2f5ef2.jpg?1678230192)
カフェの隣に
椅子にかけてくつろげるスペースがあります。
iichko designのポスターを見に行った日、
そこへ行ってみると、
壁面に、
たくさんのコースターや
変わった布を飾っていて、
いつもと違っていました。
それらの布は撮影できなかったのですが、
お聞きすると、
椅子と共に並べられたケースの中は
撮っても良いと言ってもらえました。
🧵🧵🧵
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/e7/9a34820194eec01e5acfd3d53f2f228b.jpg?1678230192)
こんな風です。
面白そうだとよく見てみると、
どれも糸にまつわるものでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/52/c7d1f13c149d51617d5064d8371df342.jpg?1678230192)
板のように見えるものは、
携帯用のチャルカといって、
インド綿を紡ぐための紡ぎ車でした。
右手で糸車を回し、
左手で面の引き加減を調整します。
神経を集中させないと、
糸が切れてしまうので、
糸紡ぎの時間は瞑想にも似ている。
と、書いてありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/e8/c4bd5521751dbc1d740450330a98b7c8.jpg?1678230192)
これも糸巻きと
紡ぐ道具のようです。
太い糸巻きですね。
🧵🧵🧵
こちらでは、
繭が展示されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/12/9fe8d8f55782bc4474f93e156190325a.jpg?1678230192)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/98/604703a64d2780c0a0643aeaee2f5ef2.jpg?1678230192)
以前、緑色の繭や黄金の繭のことを書いた覚えがあるのですが、
出会えましたね。本物に!
説明されている文字が不鮮明で読みづらいですが、
そこからわかったのは、
繭には、
家蚕繭、天蚕繭、柞蚕繭とあって、
家蚕の白い絹を作る繭はお馴染みですが、
その他にヤママユガという野生の虫が作る繭もあります。
これが天蚕(てんさん)で、
クヌギやナラの葉を食べた繭は緑色をしています。
信州安曇野の穂高有明地区では、
200年以上前から天蚕糸を作り続けてきました。
またクリやカシ、カシワを食べて育った繭が、
柞蚕繭で、淡褐色で繭も少し大きめです。
なんにせよ、
実物を見られて良かったなー。
思わぬ収穫でした。(๑・̑◡・̑๑)