徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

博多取材⑥ふとっぱら(7月24日)

2005-07-25 16:50:30 | LB中洲通信2004~2010
18時から今回最後の取材。

SIONさんが「アニキ」と呼び、福岡でのライブ後にたびたび打ち上げが行われるという居酒屋「屋台道場 ふとっぱら」の社長・松本さんにお話を伺う。来福したミュージシャンの多くがここで打ち上げを行うという同店(本店、天神店、中洲店、大名店がある。お話を伺ったのはデカい大名店)。値段は安く、メニューは豊富という、要するに博多名物の屋台風の居酒屋である。松本さん自身、屋台出身の経営者だ。
酒場でのSIONさんの様子がちょっと伝わってきた。

店内で松本さんを撮影し、19時30分に店を出る。
20時に福岡空港に到着し、チェックイン。最終便で東京へ戻る。

博多取材⑤宇宙戦争(7月24日)

2005-07-25 16:37:08 | LB中洲通信2004~2010
11時にホテルをチェックアウト。
睡眠不足の発熱、お天気良すぎて尋常ではない発汗、最後の取材は18時からということで、ふらふらになりながら、取材まで休憩できる場所を探す。しかし、日曜日ということもあり、喫茶店あたりではなかなかゆっくりできそうもないので映画館に行く。寝ちゃえばいいし。

シネコンなのがちょっとアレなのだが、まあ贅沢は言えない。ソラリアシネマ3でスピルバーグの『宇宙戦争』。最前列で観る。

これが想像以上のツッコミどころ満載のバカ映画で、最初の解説のような部分は半分寝ていたのだけれども(それが目的なんだが)、侵略者が人間の駆逐を始めたあたりからは爆笑しながら観た。まずトム・クルーズはテンパり過ぎ、ダコタ・ファニングちゃん達者過ぎ。随所に織り込まれるパニック時のアメリカンジョークも、別の意味で笑わせる。

かつて『タワーリングインフェルノ』のスタッフ、キャストによる『世界崩壊の序曲』という映画があった。
<突如噴火を始めた火山島から脱出する人々を描いただけで、タイトルが何を指しているのか全く不明のパニック映画。>。某映画サイトより
要するに火山島が噴火するのが「序曲」なのだ、ということなのだろうけれども、小学生だったオレは今は無き静岡の東映パレスで呆然としながら観たですよ。地球崩壊してないじゃん。序曲過ぎるじゃん。ポール・ニューマン出てる意味ないじゃん。――そんな映画を思い出した。

話を『宇宙戦争』へ戻す。
「大阪じゃ3体倒したらしい、日本人にできるならオレたちにもできるぜ!」
みたいなことを言いながら、「人類より百万年は進化している」という割にはあまりにもアナログなかくれんぼ(しかも百万年遅れた人類が逃げ切れる!)や斧で闘うローテクな攻防、ざっくり描きすぎな戦闘シーン、進化している割には野獣化している侵略者たち。結局、関西人はどうやって「三本足の歩行兵器“トライポット”」を3体も倒せたのかもわからず終い。そして唐突なラストシーン。ついでにご都合主義でアメリカンな家族愛。原作を忠実に描いているという話だが、それでいいのか。

笑えるからそれでいい。
すっかり眠気も、疲れも飛んだ。広い意味で最高っス。