徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

探偵

2006-11-28 04:55:30 | Works
六本木へ移動。18時から芋洗い坂にある探偵バー「ANSWER」の取材。スタッフ全員が実際に探偵で、バーテンダーという本当の「探偵のバー」。
店長の三沢さんの前職は雑誌記者ということで、とても話が上手い。彼の話を聞いていると、探偵という仕事が会話術や心理マネージメント的な側面が重要なことがよくわかる。またバーの中にある個室の片隅には工藤ちゃん(もちろん松田優作だ)のフィギュアが置かれていたりして、そんな「遊び心」的な部分があるから、本当にバーを作るなんてアイデアが飛び出してくるんだろう。確かに探偵、そしてバーは魅力的な職業ではある。「人間関係」を生業にしていると共通点がある。そういう意味ではやはり記者や編集者は探偵に向いてるかもね。

何とかLBの方にも登場していただければと、こちらの方もご挨拶しておいた。

反省

2006-11-28 04:31:28 | LB中洲通信2004~2010
夕方から渋谷で『フリージア』の熊切和嘉監督のインタビュー。
映画は松本次郎原作の同名漫画。敵討ちが合法化された近未来を舞台にしたアクションストーリー。どうも現代というのは敵討ち、仇討ちを待望するような風潮が表現の世界にあるんじゃないかと思い、「確かにタイムリーなテーマ」だという熊切監督に訊いてみた。
……しかし、だ。
取材日初日のラス番、監督は二日酔いで「頭が回らない(笑)」ということでどうも口が重い。どうしたもんかと思いながら、話を進めるが、案の定30分前までに予定していた質問(テーマ)を消化。まあ30分でもいいと言えばいいのだけれども、手応えのない原稿が頭に浮かんできたので、まだ粘る。意地である。しかし、あのですね、こうなるともはや、なかなか話も膨らまないし(本編とは直接関係のない質問でリズムを作りながら)アドリブで話を進めていかなきゃならないので、ますます質問が複雑怪奇になっていくのが自分でもわかる。久々に冷や汗かきながらのインタビューになった。こういう時はシンプルにやらないかんなー。修行が足りんわ。

……うきゃー。