徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

第9節 サンバ鳴り止まず

2007-05-05 02:59:01 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
木曜日。日本平で磐田との静岡ダービー。ゲーム前にスカパー!が250発もの花火を打ち上げたが、これがホントの日本平の花火。

スタジアム外にもいくつもの横断幕が掲示され、最高の雰囲気で日本平ダービーを迎えられた。99年CSあたりまでのダービーは、サポーターだけではなくプレーヤーも一体化してスタジアムに対立構造が充満していたように思う。清水はようやく低迷期を抜けメンバーも一新し、磐田は黄金期を経て世代交代途上の現状で、ダービーへの思い入れの度合いもそれぞれ違うのだろうけれども、エコパダービーのようなぬるい雰囲気ではなく、プレーヤーを突き動かす緊張感がこの日のスタジアムにはあった。そのスタジアムの演出に参加したファンがリピーターになってくれることを願いたいものだ。
これ、緊張感の一例。


結局点差としては1点差だったけれども、チームの成熟度として点差以上の差は見せつけることができたのではないだろうか。JJの2つのゴールは共に問答無用の美しいゴールだった。終了直前に押し込まれるシーンもあったが、それもまたダービー。かつて日本平で行われたダービーで、頭に血が上って清水ゴール裏にボールを蹴りこんだりしていた鈴木秀人が完敗を認めるコメントをしていたのには月日の流れ(と世代交代途中の磐田の現状)を感じる。



ゲーム終了後、サンバ隊はスタジアム外でサンバを鳴らし続けていた。
本当にこの日の日本平は最高のスタジアムだったと思う(帰りのアクセスは除く)。

日曜日は序盤戦の大一番となるガンバ戦。きっと清水の真価(進化)が問われる一戦になる。嗚呼、大阪行きたかったなァ……いや、串揚げ喰いたかった……。