水曜日その2。
17時過ぎまでに何とかツースリーへ原稿をメールし、急いで東京駅へ行く。そして満員の新幹線に揺られながら日本平へ。先週、今週とまったく何の余裕もない。ちょっと痩せたんじゃないかと思うぐらいだ(ラッキー♪)。しかし2週間前から、この日だけは何が何でも行かなければならないゲームだと確信していたので、例え2ndハーフ、45分間のためだけでも何が何でも日本平へ行くのである。悪い、今日は誰が何と言おうと、何が何でもだ。
そして清水駅からタクシーを飛ばし、前半終了と同時にスタジアムに到着。スコアボードを確認すると驚愕のスコアレス……正直ちょっと萎える。本当に45分間のためだけに来てよかったのか。
しかしここから清水のプレーヤーは胸の熱くなるようなゲームを見せてくれた。何よりも目の前で、へとへとになるまで動き続けた藤本淳吾の姿には感動した。クールで、自己表現をあまりしないせいか、勘違いされやすいタイプのプレーヤーではあるけれども、この日の2ndハーフは闘う姿勢を最後まで途切らせることなく走り続け、この後の熱いゲームの流れを決定づける美しいフリーキックを決めてみせた。
スタンドではあちこちから「あと2点!」「あと1点!」の声が挙がる。それでほとんどの観客は柏対横浜戦の戦況を理解しただろう。そして清水が残り30分をフルで闘い続けなければならないことも。清水のプレーヤーもスタンドの声に煽られるようにヒートアップしていく。たった6000人とは思えないほどの熱狂がスタジアムを包む。
そしてタイムアップ。フェルナンジーニョをはじめ、数人のプレーヤーが完全にピッチに倒れこむ。こんな光景は一昨年のノボリの日本平ラストゲーム以来かもしれない。大宮戦を前にわずか勝ち点2だったチームが、勝ち点も、そして得失点差も1位に完全に並んだ(当該チーム同士の戦績で横浜マリノスの決勝トーナメント進出決定)。結果は予選前半4試合の借金が影響してしまったとしか言えないが、ここまで可能性を信じて熱く闘ったプレーヤーを誇りに思うよ。きっとこの日の闘いは次へつながる。
健太「言葉がないぐらいよく選手が最後まで頑張ってくれたという風に思います。(中略)……勝ったとはいえ非常にやるせない思いでいっぱいです。(中略)非常に残念ですけど、選手たちを今日のゲームにおいてはですね……非常に誇りに思いたいなという風に思ってます」(Sの極み 5月23日付け)
12月にもこんなゲームを観たいもんだね。そのときの日本平の花火と『王者の旗』はどんな風に胸に響くだろう。
仕事で煮詰まっていた気分も吹き飛び(こういうのがホントのリフレッシュという)、最終の新幹線で東京へ戻る。家に帰って校正に目を通し、ビデオで『夕凪の街 桜の国』を観る。CLファイナルまで持たずに、倒れて寝る(当たり前だっての)。
17時過ぎまでに何とかツースリーへ原稿をメールし、急いで東京駅へ行く。そして満員の新幹線に揺られながら日本平へ。先週、今週とまったく何の余裕もない。ちょっと痩せたんじゃないかと思うぐらいだ(ラッキー♪)。しかし2週間前から、この日だけは何が何でも行かなければならないゲームだと確信していたので、例え2ndハーフ、45分間のためだけでも何が何でも日本平へ行くのである。悪い、今日は誰が何と言おうと、何が何でもだ。
そして清水駅からタクシーを飛ばし、前半終了と同時にスタジアムに到着。スコアボードを確認すると驚愕のスコアレス……正直ちょっと萎える。本当に45分間のためだけに来てよかったのか。
しかしここから清水のプレーヤーは胸の熱くなるようなゲームを見せてくれた。何よりも目の前で、へとへとになるまで動き続けた藤本淳吾の姿には感動した。クールで、自己表現をあまりしないせいか、勘違いされやすいタイプのプレーヤーではあるけれども、この日の2ndハーフは闘う姿勢を最後まで途切らせることなく走り続け、この後の熱いゲームの流れを決定づける美しいフリーキックを決めてみせた。
スタンドではあちこちから「あと2点!」「あと1点!」の声が挙がる。それでほとんどの観客は柏対横浜戦の戦況を理解しただろう。そして清水が残り30分をフルで闘い続けなければならないことも。清水のプレーヤーもスタンドの声に煽られるようにヒートアップしていく。たった6000人とは思えないほどの熱狂がスタジアムを包む。
そしてタイムアップ。フェルナンジーニョをはじめ、数人のプレーヤーが完全にピッチに倒れこむ。こんな光景は一昨年のノボリの日本平ラストゲーム以来かもしれない。大宮戦を前にわずか勝ち点2だったチームが、勝ち点も、そして得失点差も1位に完全に並んだ(当該チーム同士の戦績で横浜マリノスの決勝トーナメント進出決定)。結果は予選前半4試合の借金が影響してしまったとしか言えないが、ここまで可能性を信じて熱く闘ったプレーヤーを誇りに思うよ。きっとこの日の闘いは次へつながる。
健太「言葉がないぐらいよく選手が最後まで頑張ってくれたという風に思います。(中略)……勝ったとはいえ非常にやるせない思いでいっぱいです。(中略)非常に残念ですけど、選手たちを今日のゲームにおいてはですね……非常に誇りに思いたいなという風に思ってます」(Sの極み 5月23日付け)
12月にもこんなゲームを観たいもんだね。そのときの日本平の花火と『王者の旗』はどんな風に胸に響くだろう。
仕事で煮詰まっていた気分も吹き飛び(こういうのがホントのリフレッシュという)、最終の新幹線で東京へ戻る。家に帰って校正に目を通し、ビデオで『夕凪の街 桜の国』を観る。CLファイナルまで持たずに、倒れて寝る(当たり前だっての)。