徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

まえけん

2007-05-11 00:31:40 | LB中洲通信2004~2010
夕方から恵比寿のケイダッシュで、まえけんこと前田健さん取材。

CSのフジ721で放送中の『フリフリSong Book』という番組がある。今春、地上波のフジ深夜帯でも総集編が放送されたそうだから見た人も少なくないだろう。20分の放送時間で映っているのは、ほとんどがまえけんの全身だけというとても素敵な番組だ。70年代の歌謡曲から最新ヒットまで、振り付けを踊りながらカラオケを歌いたいという視聴者のリクエストに答え、振り付けのレクチャー・解説をまえけんが行う。
ただそれだけの番組である。それだけだからまた楽しい。
完全永久保存版を銘打っているが、おそらくソフト化は権利関係を考えるとかなり困難だと思うので、本当にレギュラー放送が保存版である。この番組のまえけんは本当にハマり役で、もはやこの番組のナビゲーターはまえけん以外にはできないだろうと思う。事務所の方が言っていたけれども、業界視聴率が高いというのも頷ける。
ということで、まえけんが本格的に踊れる人だと言う事はあややのモノマネでも一般に有名だが、『フリフリSong Book』を見て、やはりこの人はかなり語れる(いや、語るべき)人だと思い、今回取材を申し入れたわけである。

芸人、ダンサーという以前に表現者として真摯な人だということ、自分の美意識に対してストイックなまでに、誠実に向き合っていることもよくわかった。掘り下げていけば話はいくらでも広がっていきそうな懐の深さも垣間見えた。まえけん、なかなかかっこよかったです。
ということで7月号でロングインタビュー。