目白で音楽評論家の東郷かおる子さんの取材。70年代末から80年代前半に熱中していたミュージック・ライフのボルさんですよ、ボル編集長。星加ルミ子さんのMLとなるともはや伝説でしかないが、東郷さんの頃はリアル読者だったので感慨深い。といってもロッキング・オンとの併読だったのだけれどもね、バカな男子中学生ですみません。60年代末から70年代に、日本に登場したロック少女の視点というのはミュージック・ライフの功績だったのだなと実感。日本のポップミュージックに対するシンコー(草野昌一氏)とMLの影響というのは本当に侮れない。
しかしさらに東郷さんの話を訊けば訊くほど、ビートルズ以降、ブルドーザーのように日本の洋楽ロックファンを引っ張り続けてきたMLも、やはり90年に東郷さんが編集長を辞した時点で(実質的にはその数年前に)その役割を終えていたと思える。しかし、終わっていたのかもしれないが、雑誌は続いていく。しかも度重なるリニュアルを繰り返し、8年も続く。これは編集者としてはかなりスリリングな状態である。まあ、東郷さんはそれ以降のMLに関しては多くを語らず、ガハハと笑いながら草野さんのエピソードを楽しく話してくれたのだけれども……。
しかしさらに東郷さんの話を訊けば訊くほど、ビートルズ以降、ブルドーザーのように日本の洋楽ロックファンを引っ張り続けてきたMLも、やはり90年に東郷さんが編集長を辞した時点で(実質的にはその数年前に)その役割を終えていたと思える。しかし、終わっていたのかもしれないが、雑誌は続いていく。しかも度重なるリニュアルを繰り返し、8年も続く。これは編集者としてはかなりスリリングな状態である。まあ、東郷さんはそれ以降のMLに関しては多くを語らず、ガハハと笑いながら草野さんのエピソードを楽しく話してくれたのだけれども……。