徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

コメットさん

2007-07-06 00:58:11 | 漣流 sazanami-ryu
三軒茶屋で田邊靖雄さんと九重佑三子さんの取材。おふたりがカヴァーポップスを歌っていた60年代当時は、訳詞家・漣健児とはほとんどコンタクトはなかったそうだが、最後の仕事である「シャンテ」シリーズに九重さんが参加したことで、晩年の数年間は家族ぐるみでとても濃密なお付き合いをされたようだ。2005年12月にリリースされた、漣健児作詞のシングル『いっしょ』の制作エピソードも不思議な縁を感じさせる。おふたりの話を伺っていて、やはり「シャンテ」シリーズとカヴァーポップスの世界はもう少し掘り起こしてみたいと思った。

6月までチャンネルNECOで初代『コメットさん』が連続放送されていて、毎週欠かさず観ていた。九重さんの若々しさには驚くよ。インタビュー中に時折見せる表情も、あの!『コメットさん』で感動した。マジで。漣(草野)さんのお話のあと、おふたりの馴れ初めや婚約の経緯も少々お聞きした。ちょっとした学園ドラマみたいで(そして当時の芸能界の雰囲気が伝わる)、とても面白かったのだけれどもこれはまた改めて訊きたいものだ。

水上はる子『さよならホテル・カリフォルニア』(シンコー・ミュージック)購入。