徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

バラカンさん

2007-07-11 22:20:39 | 漣流 sazanami-ryu
今日も午前中は取材準備をしながら作業。しかし終わらず、途中で打ち切って渋谷へ向かう。
昼からアプレ・ミディでピーター・バラカンさんの取材。ロンドンでの『ハイ・フィデリティ』な生活から急転直下のシンコー・ミュージック入社、国際部で働いていたスタッフ時代、そして退社、独立までを語っていただいた。
今やレココレの顔みたいになっているバラカンさんだが、個人的には80年代にMCをしていたポッパーズMTVとCBSドキュメントの影響大なので感慨深いっす。これはまた改めて聞きたいところ。
画像はバラカンさんが愛用するチェスレコードの革製レコードケース(?)。マーシャル・チェスが来日したときにミュージック・ライフ編集部にお土産として置いていったチェスのオフィシャル(!)。編集部が引っ越したときに出た“ガラクタ”の山の中からバラカンさんが発見して以来、30年愛用しているバッグなのだという。ちなみにチェス50周年にリリースされた『マイ・チェス・ボックス』のジャケットにも使用されている(バラカンさんが選曲したコンピレーションCD)。

鎌倉

2007-07-11 00:58:30 | Works
東京から東海道線に乗り鎌倉へ向かう。車内で検索しながら何件かメールを送って、鎌倉駅に着いてからいくつかアポを取り、ひとまず作業は終了。

鎌倉の創作ランプ・アンティーク食器の店「龍潭窯」さんの取材。昭和初期に建てられた民家を利用した店内はこじんまりとしながらも趣きがある。一見するとハロウィンのデコレーションのような創作ランプは見ているだけでも楽しい。先に現場に入っていたカメラマンの大甲君と白木に撮影は任せて、創作ランプに見入る(手持ちが心許なかったのでこの日の購入は断念)。取材中には5、6人のお客さんがご主人の指導でオリジナルランプを制作中だった。いや、時間があったらもう少しゆっくりしてみたかったな。
小腹が空いたので駅前にあった学食のような食堂で食事…と思ったら、外は22度程度だってのに轟音を立て全開で運転するクーラーで雨で濡れた身体は冷え切り、日替わりメニューらしき「お袋の今日の煮物」を頼もうとしたら、やる気がないお店のおばちゃんはあからさまに困った顔をした。仕方がないので、おばちゃんに言われるがままに餃子と焼豚を注文。
そんなわけで、駅で鎌倉名物の鯵の押し寿司を買って、帰りの車内で食べたのも当然なのである。

ま、おかげでちょっと旅情も味わえたが。

さぼる

2007-07-11 00:16:10 | Works
8時に目が醒めて焦って作業。んー間に合わん…ということでPCを持って神保町へ向かう。

2年ほど続いた連載の最終回、最後は神保町の老舗喫茶店「さぼうる」の取材。最終回に相応しい場所ではないか。いや、しかし。実は“さぼうる”という店名は大方の人が想像する「さぼる」ではなくて、スペイン語で「味」という意味。昭和30年オープン、さすがに年季の入った“さぼり場”である。
普段は現場に来ないイラストレーターのゴローも最後は来て合流。予定時間よりもずっと長く取材。最後に取材班全員で記念撮影して、これで取材は終了。お疲れ。まあなかなか行けないスポットにも行けたし、いい経験でした…ってまだ原稿が残っているんだが。
次があるので余韻もなく、郵便局に寄ってから移動。