徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

幸か不幸か

2007-06-12 23:56:07 | Works
幸か不幸か、明日の予定だった取材が1日延期になったので、明日もヒキコモリで作業できそうな状況。明後日は取材が立て込むが、ここのところ準備も充分できないまま現場作業が多かったので、正直これは「幸」の方。
資料探しに近所の本屋へ行くと、津金君が福田正博大将軍の本の構成を担当しているのを発見。最近まったく会ってないけど元気かな~。レッズつながりというわけではないが、こちらも久々に吉沢さんに電話して『じょっぱり魂』著者インタビューのアポを取る。それにしても皆、続々と本出してるのね。そういうお年頃ということか。
資料をどんどん注文する。キリがない。

リア・ディゾン『恋しよう♪』、佐野元春『coyote』、吉沢康一『じょっぱり魂』(日刊スポーツ出版社)、松崎しげる『my favorite songs』『colezo!twin!』『オレは恋する病原体』(日刊スポーツ出版社)『チョイ不良オヤジの人モテ術』(明日香出版社』、村田久夫・小島智『日本のポピュラー史を語る』(シンコー・ミュージック)購入。

第14節 マネジメント

2007-06-10 22:49:20 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
ヒロミ「エスパルスのほうが、オリンピック代表に枝村とか岡崎とか杉山とか呼ばれて試合に出場していたし、代表選手も藤本、青山、チョ・ジェジンとか何人かいなくて、チームとしてトレーニングすることや、コンディションの調整がむずかしかったのかなと。その差が出たかなと思う」(J's GOAL 6月10日付
「去年僕FC東京じゃなくてそちら側(メディア)にいたんで見てたんですけど、FC東京との試合でもほとんどチョジェジンなんですよね。(中略)彼がいなかったことでエスパルスはちょっと威力が半減しちゃったっていうところはあるんじゃないかなっていう風に思いますね」(Sの極み 6月10日付)

ナビスコカップ大宮戦以来なので、3週間ぶりの日本平である。東京は大雨だったけれども静岡に着いたら快晴。しかもかなり日差しが強い。これはプレーヤーにも少なからず影響はあっただろう。
いや、しかし、惨敗の上に内容が酷い。ここまで酷い戦いぶりはナビスコカップのマリノス戦(アウエー)以来じゃないかというぐらいだ。ゲームを通してまったく解消できなかったパスミス、連携ミスは個々人の問題ではなく、チーム全体の状態があまり良くないことを証明している。結局、闘将・兵働の個人技での1点、交代間際の児玉のオーバーラップなど見所は数えるほどしかなかった。これがジェジン不在のせいとは思えないが、そう言われても仕方がない惨状だったのは確かだ。S極の大場氏も広島戦のレポートで書いているけれども、この戦いが“あの”ダービーやナビスコ大宮戦とまったくつながっていないことは明らかである。これはまず間違いなくマネジメントの問題であって、そうでなければ現状は悲観的にならざるを得ない。20日の名古屋戦を挟んでここから3週間ホーム戦が続く。プレーヤーのポテンシャルは疑いようがないが、健太がどう建て直して中断前までの6月を戦い抜くのか。連敗で迎える、16日のマリノス戦は本当に大事な一戦になる。

ここのところエスパルス周辺にキナ臭い中傷が飛び交っていただけにすっきり勝って欲しかった。余計に凹むわ。

和道「いやーもう酷すぎる……自分たちが。自分たちのミスばっかりなんで。自ら相手にチャンスを与えて、それで走らされて散々自分たちの体力奪われて……って感じっすね。(中略)もっとチームとして戦わないと」Sの極み 6月10日付)

万華鏡

2007-06-09 13:54:46 | Works
金曜日。麻布十番の万華鏡専門店カレイドスコープ昔館の取材・撮影。
さすがにひとつひとつがアーティストの手作りによる美術工芸品であるカレイドスコープは手が出ないので、手ごろな価格のテレイドスコープを購入。視点が新鮮になっていい。

ちなみに現在配布中のR25にLBの藤堂編集長が登場してます。
ジャンケンの名手としてですが。

大口さん

2007-06-08 18:13:42 | LB中洲通信2004~2010
木曜日。
この日も午前中はゲラ修正とアポ。夕方、自転車で大手町へ向かい、打ち合わせ。喫茶店で白木と話していたら時間が押してしまったので自転車を丸ビルの近くに置き、東京駅から中央線で吉祥寺へ。JAZZ連載ページの取材で久しぶりにsometimeへ行く。この日は表雅之(sax)、後藤輝夫(sax)、大口純一郎(p)、田附靖(g)、小泉高之(ds)、江川 綾(b)、ゲストヴォーカルにはthe pure最後のヴォーカリスト松谷冬太さんが登場(しかし本田さんが彼をどうしようとしていたのか、非常に興味がある。まあそれは永遠に謎のなのだけれども…)。衒いのないグルーヴィーなライブでした。
今回の取材は大口純一郎さん。いろんな場所で聴いてはいるし、ご挨拶もさせてもらっているのだけれども、しっかり話を訊くのは初めてだ。現在進行形のジャズマンのミュージシャンシップを(専門誌とは違うアプローチで)何とかして残したいという思いを強くした。23時30分まで。

サエキさん

2007-06-07 03:40:20 | 漣流 sazanami-ryu
午前中に原稿の修正とアポ1本。

午後からサザナミ流の取材。原宿のパールネットでサエキけんぞうさんの取材兼ご相談。今日はアポを取ってもらったカマチさんが話を進める。ということでお互い探り合いながらの取材になったけれども、やはり弁が立つ人なのでちょっとした話も「漣健児論」になっている。さすがロックの論客。

そして当然、黒沢進さんの話にもなった。やはりサエキさんの愛情あふるる話を伺うと、過去の多大なる影響も含めて、日本のポピュラー音楽研究の分野での損失は本当に大きいと感じる。6月10日にはロフトプラスワンで「コアトーク:GS最前線番外編「追悼!黒沢進を讃える史上最大のGSショウ」が開催。豪華論客が午前11から、黒沢進の偉業を熱く讃えるクロストークになりそうです。聴きに行けないのが本当に残念。

取材終了後、渋谷の街中でアポ3本。こういうときは勢いなのである。明日はもっと取る。

ひと安心、そして合掌

2007-06-06 10:35:53 | 漣流 sazanami-ryu
午前中に原稿1本、アポ1件。何とかLB次号の見通しがついてひと安心。

午後からはサザナミ取材。
まずは原宿の渡辺プロで総帥・渡邉美佐会長のインタビュー。ちょっと洒落にならない戦後芸能史の超大物である。でも草野さんとの思い出の写真の数々を見ながらだんだん話も乗っていただけたようで楽しいエピソードをいくつか伺えた。写真を何点かお借りして退出しようとすると、何とお土産つき。さすがに会長の取材ともなると扱いも違いますね。

続いて恵比寿でウルトラ・ヴァイブ代表の高護さんの取材。高さんや黒沢進さんたちの仕事を見ながら、この仕事を始めたオレとしては美佐会長の取材並に緊張する。アプローチは違うとは言え、高さんは今も超一級の日本のポピュラー音楽研究家で、プロのインタビュアーなのでプレッシャーがかかる。答えにくい質問もあったようだったけれども、楽しい話を伺えた。

ここまで取材して、構成の方向性で不安な要素があったのだけれども、美佐会長、高さんの話でひと安心できた。

取材後、恵比寿でプロデューサーのKさん、サザナミレーベルのカマチさんと軽く呑む。カマチさんから黒沢進さんが4月に亡くなられていたことを知らされる。高さんと共に憧れの編集者・ライターのひとりだった。6、7年前に、一回だけだけれども原稿のやり取りをしたことがあったが、やっぱり時間のある限り、いろんな人といっぱい会わなければいかんね。52歳だったそうだ。合掌。
次の現場があるカマチさんは途中で抜け、Kさんと23時過ぎまで。結局、軽くなかったか。

録音データも無事PCに保存できたのでこちらもひと安心。現在のようにデジタルで取材していると、気を抜くと録音データが飛んでしまう可能性もあるので、これが終わらないと取材が終わった気がしない。

下見

2007-06-03 18:16:57 | LB中洲通信2004~2010
青山から1時間かけて赤坂から大手町、皇居を廻り帰宅。やっぱりこのコースが一番坂道の影響を受けない。
家に戻ると同時に北野さんから電話。一昨日19年度日本写真協会新人賞の受賞し、受賞作品展が行われている銀座から業平へ、以前話していたコの字の下見に来るという。一度電話を切り、1時間ほどしてから到着の連絡が来たので自転車で業平へ向かう。
一軒目はもつ焼き屋さん。残念ながら“コの字”ではなかったのだけれども、威勢のいい親父さんが楽しい酒場。二軒目はきれいな“コの字”酒場で、どうやらこの辺りでは人気店のようだ。こちらの親父さんはキビキビした仕切りっぷりが清々しい。ついでに押上辺りの探ってみたが、目ぼしい酒場が見つからず。
〆は三四郎にしますか、ということで錦糸町へ向かうが、この日はお休み。残念。近くの屋台風居酒屋で〆。お疲れさま、そしておめでとうございました。

自転車

2007-06-03 17:24:01 | Works
土曜日。この日も朝から自転車で青山へ向かう。
前日に下見に行った、自転車を使った“ライフクリエイションスペース”OVEの取材・撮影。週末は自転車で都内を走るツアーが行われているのだけれども、この日は駒場公園へスケッチツアーに同行。この日は3名、普段も多くて8名程度というこじんまりとしたツアーで、いい感じであります。レクチャーを受け、10時30分に出発。青山から原宿、代々木の裏道を通って(渋谷を避けて?)、30分ほどで駒場公園へ(距離は片道6キロほど)。皆さんのスケッチの様子を撮影してお昼前に取材は終了。参加料はそれなりだけれども、OVEの扱うハイエンドな高級自転車にも試乗できるし、このツアー、気持ちよくてオススメ。週末の過ごし方としてはかなり理想的かも。

転居

2007-06-01 23:19:20 | Music
加川良さんから転居通知(ずっとLBをお送り続けているのだ)と 加川良ウィズすぎの暢の実況録音海賊盤最終章『ユーズド・エンド』が届く。ちょっと肌寒い夜に聴くと雄大で、それでいて繊細で響きます。泣けるよ。

7月号到着

2007-06-01 23:01:01 | LB中洲通信2004~2010
遅い昼食後、渋谷のIQIで打ち合せ。神楽坂のツースリーへ向かい、最新号を受け取り、入江と軽く打ち合せの後、最新号を背負って帰宅。今日の走行距離は27キロ。

ということで、LB7月号到着。今回の大特集は“まえけん”こと前田健ロングインタビュー。そのバイオグラフィを語る、かなりシリアスなインタビューになっています。その他、『図鑑に載ってない虫』三木聡監督、三木組からはふせえり、岩松了、さらに『選挙』想田和弘監督のインタビューで映画特集二本立て。
関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。本日から続々発送中。

青山

2007-06-01 22:29:10 | Works
自転車で青山へ向かう。自転車で渋谷方面へ行くのは久しぶりなので、九段から四谷、そして外苑前と無駄に坂道で足を使ってしまい1時間ほどかかってしまった。

南青山のI+ STYLERS(アイ・スタイラーズ)の取材・撮影。一軒家をコンセプトにし、家具、床材などから小物まで扱うライフスタイル提案型のショップということで、建物の4階、5階はそのまま住居風の作りになっている(キッチンでは実際に料理もできるそうだ)。天気も最高にいいし、日当たりもいいし、かなり気持ちいい。ベッドにダイビングしたいぐらいだ。価格を見ると……それはそれなりなのだけれども、面白いスポット。

明日の取材スポットがまた青山なので、下見に行くことにする。
その移動中、路上に紙袋が落ちているのを発見した。紙袋の中を見てみると某ブランドの紛う事なき高級バッグ。入っていた伝票を見るとどうやら某誌の撮影用に貸し出されたものらしい。落としたのはスタイリストか。こういうことは、同じような仕事をしていると身に覚えのあることなので気の毒になって、白木が伝票の電話番号に連絡。5分ほどで当人がやってきた。オレたちってナイスガイだなあ……(当たり前か)。

程なくして明日取材予定のOVEへ到着。下見のつもりだったのだけれども担当のMさんがとても丁寧に説明をして下さり恐縮する。ここは釣具だけではなく自転車でも有名なSHIMANOが運営する、自転車をテーマにしたライフスタイル提案スポット(ここでもライフスタイル提案か)。でもオレもカメラマンの大甲君も自転車は大好きなので仕事を忘れて拝聴。店内は広くてとても気持ちいいよ。明日がちょっと楽しみになった。
ちなみにJスポーツ放送中で、今週末に最終日を迎えるジロ・デ・イタリアを店内で放映する予定だそうだ。自転車好きにはオススメ。深夜1時放送終了予定なので参加者は自転車で帰宅することになりそうだ。