ももすけの日記

きゃあと言ふ声あちこちで穴まどひ
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

母の日

2003年05月11日 11時37分00秒 | 日記
ぼくのおかあさんのお母さんはもういません。平成元年でしたから、15年になるのですね。
若い頃は小説なんかを書いて文芸誌に投稿していた文学少女だったそうです。懸賞の時計が自慢だったそうですが、おかあさんは、そんなもの見たことありませんでした。
3つから5つ違いで7人も子供を産んで、でも、のほほほんとした母親でした。
おかあさんの友達はみんな、やさしそうなおかあさんね、と言ってくれました。それはそうです。一番末っ子のおかあさんが生まれたのは、45才のときですから、おばあちゃんみたいだったのでしょう。お勤めしているときのお弁当のきんぴらゴボウが評判で、その頃の友人と話題になることもあります。
でも、わがままでした。父とも、あんまり仲がよいようには見えませんでした。死んだら自分の実家のお墓に入りたいと言っていました。でも、死んでしまったらおしまい。ぼくのおかあさんも死んだら、お母さんと同じお墓に入りたいと思ってるけど、きっと、入れてはもらえないだろうね。お墓はどこでもいいや。なくってもいいし。。
転んだとき、老人でよくある大腿部の骨折から、亡くなるまでの3年間は寝たきりになりました。でも、呆けることなく、毎日、短歌や俳句を作っていたのは、しあわせだったと思います。ぼくの先代のももすけくんはおとなしい子だったから、紙袋に入れられて、病院へお見舞いに行ったそうなんだ。おばあちゃんは、とってもよろこんでいたなぁ。。。

結婚式

2003年05月11日 00時26分00秒 | 日記
おねいちゃんはおともだちの結婚式におよばれしました。おともだちの結婚式に招待されるのは、34度目かしら。
こんなとき、着物は便利だね。少々、太っても、サイズはOKなんだから。おねいちゃんは太っているので、今はやりの若い子が着るようなかっこいい洋服は入らないのです。でも、太っている子でも、おしゃれさんはいっぱいいるのに、心の中で罪悪感のようなものがあって、お店をのぞくのも恥ずかしいのだそうです。
そんなわけで、昨夜は半襟をつけたり、足袋をひっぱりだしたりと、タイヘンでした。
朝も、美容院の予約の時間に慌てて出かけたものだから、2次会の洋服のアクセサリーは一切なし。よっぽど、美容院で着付けしてもらっているところに持っていこうかと、おかあさんは思ったのですが、まぁ、いいかと朝寝していました。
夜、帰ってきた顔はまずまずの様子。おともだちに車で送ってもらってきたそう。
受け付け係を引き受けていたのに、少し遅れたそうですが(同じ系列のホテルを間違えて行ってしまって、、とか)親子のキズナ、でしょうか!
おねいちゃんが”おやすみなさい”ってご機嫌で自分の部屋へ寝に行くと、おかあさんもぼくも、ほっとしました。