ももすけの日記

きゃあと言ふ声あちこちで穴まどひ
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

「活かされなかった極秘情報」

2011年08月06日 23時37分00秒 | 日記
広島、長崎原爆投下から66年。
今晩のNHKスペシャルを見ていて、憤りを感じた人はぼくのおかあさんだけではなかったと思います。

想定外の奇襲とされてきた原爆投下。
でも、広島に投下される前、米軍が発する違う種類の無線を日本軍は確認していたこと、長崎の前にもそれを受信していたこと。
そして、それは参謀本部にも報告していたこと。

しかし、実際には警戒警報も発令されていなかった、なんて。

当時、無線を受信して異変を感じていた人たちが証言していました。
「くやしい」と。

参謀本部の人たちは戦犯で処刑されてしまったのでしょうか、ぼくにはわかりませんが、”国民の命よりも、国の事情やメンツを優先させた驚くべき実態”

ふと、今回の原発事故のことを連想してしまいました。
次から次に明るみになる実態。
いつの世も、権力者の都合のいいようにごまかして、国民の安全を後回しにするのが政治なのか、とは信じたくないけれど。


photo by momosuke2sei from OCNフォトフレンド

原爆投下のとき、地下壕で学徒動員中の仕事をしていて無事だった女性が言っていました。
「外で仕事をしていた同級生たちはみんな死んでしまいました。せめて警戒警報でも出ていたら亡くなる人はもっとすくなかったでしょう。
同級生たちを介護をしているときのこと、見る影もなくなった我が子を抱いて泣く母親に『お母さん、泣かなくていいのよ、お国のために死ぬのだから』と言ったのですよ」

教育ってこわいものだと思います。
今の教育、これでいいのかと、いつも思っているのだけれど。

そうそう、先日、ラジオである人が言っていました。
「知覧にて・特攻の若者たちの遺稿の何と達筆で心打たれることか。それに引き換え、来訪者のノートの字の下手なこと」