もう数日来、テレビなどで今日の皆既日食のことを報じていて、専用のメガネでないと目が悪くなるとか。
そのメガネの調達もできないまま、でも、今夜は雨が降ってる、きっと明日も太陽は出ないかもしれないし、そのうえ、おとうさんが「テレビでも撮影したのをやる」というので、それならメガネも必要ないわと思ったおかあさんでした。
今朝、おねいちゃんが「見える、見える」と隣の部屋で叫んでいました。
どうやら晴れていたようでした。
ぼくもおかあさんも、うつらうつらと聞こえてはいましたが、そのままベッドの中にいました。
夜、おとうさんが言ってた飛行機から撮った皆既日食をテレビで見ました。
たしかにこれならメガネも要らないし、よく見えるし、1万何千メートルからの光景はそうそう見られるものではありません。
でも、実際に見て「感動した!」と言う人々の顔をテレビで見ると、やっぱり本物を見なかったのは落ちこぼれだ、という気がしてくるのです。
じかに見た感動を味わえなかった、それを見ることのできる環境にいながらのくやしさ、(自分の朝寝坊を棚に上げて)おとうさんの一言のせいにして恨んでいます。
おかあさんは子どもの時に下敷きかなんかで見たような気がするのですが、でも、それほどの感動だったのかどうか、、、
みな、同じように言うのでそんな気がするだけで、ちっとも覚えていません。
もう赤くなったかなと見てみると、皆既苺になっていました。。