motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

MICHIMOに乗って昆虫館へ。

2019-05-14 19:29:37 | 超小型モビリティ

今回は、奈良県の橿原で日産の超小型モビリティに乗ってきました。(=゚ω゚)ノ




京都から近鉄特急でダイレクトアクセス。便利です。


以前、超小型モビリティcomsに乗りに行った件を記事にしましたが、鳥取に行く数日前のこと。
職場の方と帰りの電車で「こんどセブンのあれに乗るために鳥取行きますよ~楽しみ~」と話したところ、「なんか似たようなのこないだ橿原神宮前で見たで」と情報を頂きました。
coms記事を書く際に乗れる場所は調べたんですが、その中に橿原は入っていませんでした。

では何ぞやということですが、最初の画像でばれちゃってますがトヨタ車体のcomsとは別の車種が走っているわけです。




橿原神宮前駅の真ん前に止まっているかわいいやつです。

橿原市・明日香村の指定された地域を走行できる超小型モビリティ。
やっちゃえ日産が出している車種で、名前は…まだなさそうです。

comsなどと違って一般発売の認可が下りていないため、まだ今は実験段階にあるみたいです。
一応「日産ニューモビリティコンセプト(NMC)」という名前で呼ばれているみたいですが、名前って感じじゃないですよね。

この車、日産が開発しているわけではなく、フランスの自動車メーカールノーの作っている「Twizy(トゥイージー)」のOEM生産だそうです。
ダイハツハイゼット/スバルサンバーだとかトヨタパッソ/ダイハツブーンみたいなやつですね。
バスの方が伝わるかもですね、日野セレガ/いすゞガーラや日野レインボーⅡ/いすゞエルガミオみたいな感じです。

日産側の名前が(仮)って感じの名前しかついてないので以降はTwizyと呼びたいと思います。響きがかっこいいですし。

フランスでは法整備がうまくいっているようで、運転年齢が普通自動車の16歳より低く14歳から乗れる軽四輪車として普及し始めているみたいです。
バッテリー交換などもいい感じに法整備されてるみたいで、バッテリー交換代で車が買えるレベルのお買い上げ制度な日本より導入ハードルが低いそうです。


唯一市販されているトヨタ車体comsは現在の道路交通法におけるミニカーに該当するためこんな感じで原付用のナンバープレートが後面のみに取り付けられています。
総排気量20cc~50ccまたは定格出力0.25kW~0.6kWの車両が該当するそうで、原付感覚ですが免許は普通自動車免許が必要となります。
4年ペーパーしてましたが普通自動車免許は保有しているので私は乗れます。やったぜ。


この「ミニカー」というのの強みは、「自動車」に該当しないことです。
そのため
・シートベルト着用義務が無い(けどした方がもちろんいい)
・自動車専用道路を走行できない
・乗車定員1人、積載量30kgまで
・自動車検査登録制度(車検)の適用外
・車庫証明が不要
といった差が生まれてきます。

ミニカーのメリットはやっぱり車検不要、車庫証明不要という点でこういう意味では4輪密閉型電動スクーターみたいな使い方ができるのかなぁと思います。


ただ、このTwizyはフランスの法律に基づいて設計がなされているため乗車定員が2人(前後に一応乗れる)だったり、最高速度80km/hだったり。
一番の問題は定格出力で13kW(最高速度45km/hモデルでも4kW)もあり力が強すぎるわけです。

こういう感じでミニカーの基準に合致していない点があり、残念ながら軽自動車として登録がされています。
ミニカーとしての日本の基準に合わせて作られたcomsは0.59kWに収めて作られています。
0.6kWまでに収まってなきゃいけないのに13kWもあったらミニカーとは言えませんわ、となっても仕方ありません。

そうなっちゃうと生活利用する車としてのうまみはかなり減っちゃいますよね…
また、特例措置で実験を行っている感じなので走行可能エリアが決められています。
範囲外に出てしまうと保険の適用外となってしまう恐れがあるとのことです。
GPSで現在地を把握されており範囲外に出ると戻るように警告のお電話が来るらしいです。

日産本社のある横浜市でも同様にTwizyに乗れるらしいですが、こちらも横浜市外には出られないという制約があるそうです。
また、鳥取のジオコムスではそこまで心配にならなかったのですが、ここ橿原や横浜などでは駐車場の心配が出てきます。
幸い、どちらもTwizy専用の無料駐車場が数ヵ所整備されているそうです。


ミニカーは原付に近い法律が適用のため前面にナンバーがなくすっきりしているのがいいんですが、Twizyは軽自動車の黄色ナンバーが目立っちゃっています。
全体的なフォルムはcomsと比べると、卵型の車体がシャーシにのっかっているような印象を受けます。


小型なのでそこまで心配する必要はないですが、乗っているところよりタイヤが外に出っ張っているのでその点は気をつけた方がいいのかもしれません。
左に寄りすぎちゃうと溝落としを発動させてしまいますね…


この車の目立つところはこのデザイン的なドア。高級車みたいなガルウイング。
超小型モビリティってインパクト重視で実運用そっちのけなところがある気がしますがこれもそんな気がしちゃいます。
ただ、普段使いじゃなくて観光地のちょい乗り用なら全然いいですよね。
私はこのガルウイングに惹かれて乗りに来たという面が大きいです。面白そうじゃないっすか。


超小型モビリティTwizyのレンタカーに乗るためには、橿原神宮前駅の中のここで受付をします。
改札を出て10歩で着きます。駅舎内ですしね。
この点はcomsよりも公共交通機関でのアクセスが容易でいいですよね。

MICHIMO橿原(外部リンク)

私は3時間コースで借りましたが他に5時間、1日のレンタルもできるようです。


レンタカーの受付の方々の印象がとても良かったのが印象的でした。ジオコムスもよかったんですけどね。
ただのレンタカーじゃなく、超小型モビリティをお目当てに乗りに来ている人が多いってことからか行くときも帰ってきた時も写真を撮ってもらっちゃいました。

私はこの変わった車Twizyに乗ることをお目当てに来たので、どこに行くとかは特に考えていませんでした。
HP上にもいろいろとコースが紹介されているのですが、うーんビビット来るもんがないなぁ…
土地柄どうしても古の時代に思いを馳せる系のお寺や古墳がメインなんですよ。正直興味ない…

そんなことを考えながら行きの特急で調べていたのですが、行ける範囲内に橿原市昆虫館というのがあるのを発見しました。ここに行くことにしましょう。
橿原市昆虫館の入園料は大人510円。そこまで高くないですしよさげです。
ここの駐車場は無料。ならば安心です。
ドライブがメインなのでどこの市町村にもありそうな平凡な施設だったとしてもまあいいでしょうという感じで。


どこ行くんですか?と受付で聞かれ、昆虫館行ってみようかなぁと思っていますと伝えたところ、こんないいものをもらいました。
MICHIMOに乗るなら3つの施設が無料になるみたいなことをやっているそうで、昆虫館がその中に入っていました。
無料ですか、やったぜ。


そんなわけでぶーぶにのってやってきました。
ナビがないので道がちょっと迷いましたが何とかたどり着けました。
行きにいい感じの地図ももらったのでそこまで大幅に迷うことなくつけたのでよかったです。


使う必要はありませんでしたが、ここの駐車場にも充電設備がありました。




橿原市昆虫館。入口は割とコンパクトな感じ。










館内にはこんな感じでパネル展示と標本がメイン。
一部には水槽みたいなサイズで飼育されているのもいましたが、どっちかというとかなり地味な展示です。

まあいいや、タダで来れたんだしはよ出よと思いながら順路を進んでいきます。


扉を抜けると大型の温室が現れました。これがメインの展示だったんですね。
行きの特急でなんとなくいいやんけと行先に設定したので内容はよく知らなかったんですよね。




この広い温室の中で1000匹以上の蝶が飼育されています。
ものすごく数が多く、どこにいても蝶々が舞っています。






温室内にはいろいろな花が植えられており、蜜を吸いに蝶がやってきます。




いやー、これカメラ持ってくるとめちゃくちゃ楽しいですよ。映える。


気を抜くとめっちゃ集まってきちゃいます。羽休めてないと撮りづらいんですよね…


蝶と蛾の違いがいまいちわからないのですが、地味な色のも飛んでいました。


蝶々の多さが伝わるでしょうか、すごく多いんですよ。






オレンジ色のはスジグロカバマダラというそうです。綺麗。






水色が美しいのはリュウキュウアサギマダラというそうです。多分。
非常に良く似たヒメアサギマダラというのも放たれているみたいですが、調べた感じは多分違うと思います。わからん。




温室の広さを出そうと思って背景を入れて撮影。
香久山とか万葉の森とかそのあたりの山々が背後に見えます。


温室の先には新館がありました。
この新館はかなり珍しいと思われる、ゴキブリに特化した展示でした。うわぁ!
流石にあんまり写真は撮っていませんが、ゴキブリにもいろんな種類がいるんですね。
ペットとして飼育するのにも向いているそうで、エサは適当な野菜クズで十分で匂いもカブトムシより気にならないみたいです。


新館は行き止まりだったので再度温室に戻ってから順路に戻ります。
温室自体もかなり素敵な建築ですよね、この温室横から見るとかなり綺麗みたいです。見そびれましたが。


そのあとにもう少し標本展示があって終わりって感じでした。

正直最初はなんやここ標本しかないんか、はよ帰ろって思っていましたが、大型温室の蝶々が素敵すぎました。
カメラ持ってここ来ればかなり満足感を得られると思います。蝶々の楽園って感じで最高でした。

橿原市昆虫館。ぜひ行くべき。
3時間レンタカーなのに昆虫館に1時間滞在してしまいました。十分楽しめます。


その後、石舞台古墳の近くまでドライブ。




古墳を見に行くことなく明日香村の景色を見てきただけですが、いいですね。

甘樫丘展望台に行こうと思ったところ駐車場の入り口に迷ってうろうろドライブ。




セブンイレブンがあったので大人しくここで休憩しました。ちっこい。


結構暑かったのでクーリッシュがおいしい。
Twizyはcomsと同じく冷房はありません。そのため風を感じながら走る形になります。
ドアはあるものの全密閉ではなく、窓はビニールな感じのやつで開けるならくるくるたたんで紐で括って対応します。


石舞台、高松塚、岡寺など奈良っぽい標識と合わせて撮影。
ちょうど奈良交通のバスが来たのもグッドでした。
背面は結構不思議な形状をしています。


サイドビュー。この小ささで2人乗りを実現してるのすごいですよね。


やっぱりこの(^o^)/ポーズがかわいいっすよね。


3時間ってあっという間ですね、橿原神宮前駅に戻ってきました。


幸せの黄色いポストとやらがあるとMICHIMOの受付の方に教えてもらいました。ほぉ。








その後、大和西大寺を経由し






阪神直通10thラッピング車で奈良へ向かいました。


久々の奈良を散策してからJR奈良駅から帰りました。

LINEスタンプお願いします


↑バスの同人誌です。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アッパレ静岡DC旅(3日目後半) | トップ | オリーブの島 小豆島サイクリ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

超小型モビリティ」カテゴリの最新記事