motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

WESTEXPRESS銀河に乗車!

2020-09-24 23:28:21 | 旅行

9月11日に運転を開始したJR西日本の新型特急列車「WESTEXPRESS銀河」
新型コロナウイルスの関係で運行開始が4か月ほど遅くなりました、ようやくです。

なお当面の間は駅できっぷを買って乗ることが出来る列車としての発売はせず、日本旅行が発売する旅行商品に組み込んだ形での発売となります。
夜行列車で言えば東武鉄道の「尾瀬夜行2355」、観光列車で言えば「えちごトキめきリゾート雪月花」あたりが旅行商品限定の列車となりますがあんな感じですね。
これに関しては、GoToトラベルキャンペーンの兼ね合いで駅できっぷだけ売るよりも旅行商品として提供したほうが還元が受けられるという意味でこうなっているんだと思います。

大金を積まないと乗れないななつ星などのクルーズトレインとは違い、比較的手ごろに楽しめる夜行列車の復活ということでかなり注目されている列車かと思います。
旅行商品としての発売も新型コロナウイルス対策で席数を大幅に絞っての発売となることが予告されていたため、まあ無理だろうなと駄目元で抽選に応募しておりました。

8/24 ご当選のメールが届きます。まじかよ!?って感じでしたね。




そんなわけで前置きが長くなりましたが、9/21京都発のWESTEXPRESS銀河に乗車する権利を勝ち取ったわけです。やったぜ。
9月中にこの列車に乗ることが出来るとは、嬉しい限りです。

元々当たるわけないだろうと適当に申し込みをしておりましたので日にちを忘れておりましたが、4連休のど真ん中に出発する便を押さえていたんですね。
よりによって倍率が高そうなところを…別に平日に休み普通に取れるんでそういうとこ狙えばいいのに。


京都駅嵯峨野線ホームの発車標にはWESTEXPRESS銀河の文字が。星が描かれた素敵なデザインです。






青い車体に木目調の内装、フリースペースの窓は大きくデザイナーさんの腕が光る素敵な車両ですね。

え?これじゃないって?

京都丹後鉄道に所属するこの車両「丹後の海」は豪華クルーズトレイン「ななつ星」の他九州の各特急を手掛けたことで知られる水戸岡鋭治氏のデザイン。
今は亡き加悦SL広場へ行った時へ行った時に乗りましたが、この車両もかなり素晴らしい車両です。
京都発の特急にこの車両が充てられるのは1日2本のみ。お昼か夜のこの時間しか出会えないまあまあ出会いづらい車両だったりします。

なお、銀河の発車時刻は21:15なので30分以上前に発車する丹後の海を見てからじゃなくてもっと直前にホームに凝ればいいじゃないかと思うかもしれません。


先に申した通りこの列車あくまで旅行会社貸切の団体列車。列車が来る前に受付をして、諸注意の説明や検温などをしなければなりません。
そのため、京都駅嵯峨野線ホームの駅そばや付近で20:40までに受付をしてくださいねということになっていたのでした。
参加者全員を集めての説明などはなく、個別にご説明いただく形でした。


発車まで時間があるので、飲み物やお食事は事前に調達しておいてくださいねーとのことだったので構内のセブンイレブンでお茶など購入。
湖西線ホームに行くとみどりいろの銀河がいました。


21:09入線ということで5分ごろに戻ると、かなり多くのギャラリーが。思ったより多い。


写真としてはあれですが、往時の寝台特急の最期に近い雰囲気を感じました。ただ今回はお別れじゃないってのが重要ですね。






停車時間は4分しかないので、撮ったらすぐに乗り込みます。




フリースペースとなっている4号車の扉から乗り込みます。
4人ボックス席は昼行運転の時に発売できるように座席番号は降られていましたが、夜行運転の際はフリースペースとなります。


今は夜行で運転しているので、この車両1両がまるまるフリースペース。すごい…




新型コロナウイルス対策で後付けされたパーテーションが並んでいますが、車内のデザインを崩すことなくむしろいい雰囲気を演出するアイテムとして機能しているのがとても素晴らしいところです。
4号車フリースペースの名称「遊星」のマークはかつて東京と大阪を結んだ寝台急行銀河のマーク。距離と書かれたものはサンライズになる前の寝台特急瀬戸のマークがモチーフになっていて素晴らしいデザインです。


ここのテーブル席の売りは、駒を持ってくればチェスや将棋が楽しめるということ。
パーテーションの兼ね合いで敵陣に攻め込むのが非常に難しくなっていますが、下部に隙間が開けられているのでちゃんと対戦もできます。


こういったら失礼かもしれませんが、椅子の感じとかがファミレスっぽいなぁなんて思いました。


背もられの後ろの部分には空間があり、ここに荷物を収めることが出来るようになっています。




続いてこちらは5号車。普通車指定席と同額で横になれるクシェット区画がここにあります。
サンライズ出雲・瀬戸でいう所のノビノビ座席に相当する設備ですが、横一列の雑魚寝ではなくある程度区切られた配置になっています。


申し込みは1人または2人単位だったはずなので、その単位で他の方と相席にならないように席が充てられているようでした。
1人でもしクシェットが当たればこの区画は他に誰も来ない。これは絶対快適です。
個別の寝床を仕切るカーテンは設けられておらず、通路とこの区画を仕切る場所にのみカーテンが設置されています。

構造的には完全に2段B寝台ながら、寝具はついておらず普通車指定席扱い。
寝台特急あけぼのか何かでこういうやつありましたよね。シーツがついてこないだけで寝台料金がかからないみたいな。


5号車の出雲仕方には車いすに対応した大型のお手洗いが設けられています。
クシェットのうち1つだけ2段寝台じゃないところがありましたが、そこが車いす対応席として用意されているってことなんでしょうね。
今回は発売していないようで、「使用しないでください」の札が後に置かれていました。




この隣が6号車ですが、そろそろ発車時刻なのでまずは自分の席に向かうことにします。
フリースペース「明星」のマークは同名の寝台特急からとったものですね。この往時のブルートレインを思い起こさせる演出が非常にいいですよね。




私が当選したのはWESTEXPRESS銀河の中でも最も人気がないであろうリクライニング席の区画。
確かに、せっかくなら寝台に乗りたいですよね。

正直私も寝台のほうがいいと思っておりまして、

第1希望 グリーン車ファーストシート
第2希望 普通車クシェット
第3希望 普通車リクライニングシート

こちらの順位で応募しました。第3希望のリクライニングシートが引っかかるくらいなのでやっぱり皆さんすべり止め感覚なんでしょうね。
設備はどれでもいいからまずは乗ってみたいという方は普通車リクライニングシートが結構穴場かもしれませんね。

なお、普通車リクライニングシートのみ宿泊施設の扱いを受けられずGoToトラベルキャンペーンの対象外となるとパンフレットにあったため、それ故に敬遠されたという方も多いかもしれません。
正直私は還元なんて二の次でとりあえず乗りたいとしか考えていなかったのですが…w


こちらが今回の給付金ご案内。
旅行代金合計の32,000円に対し、35%の11,200円が給付金支給となり支払いは20,800円。
この給付金は宿泊1泊につき上限20,000円というだけなので、2泊するうち1回が還元対象外であってもホテルに1泊するので変わらず対象となります。
WESTEXPRESS銀河車内でクシェットなどの寝られる設備を選んだところで、旅行代金の35%(上限40,000円)になるだけで給付金は変わりません。

なお、片道銀河で現地1泊のプラン以外に往復とも銀河を利用するプランも用意されているようです。こちらで普通車リクライニングシートを選んでしまうと還元対象外となるのでそこだけはお気を付けを。
せっかくなら現地に泊まって、明るい時間の伯備線も楽しむのがいいんじゃないかなぁと個人的には思ったりします。

宿泊施設や発着駅によってお値段は結構変わるみたいなので、あくまで参考程度に。






シートピッチはこんな感じ。余裕の広さです。


ここの店員は20名ですが、窓側のみ発売となっており最大乗っても10名。
この日は一部の座席が使用できない状態となっており、7名での利用でした。




3号車から後方の4号車に向かう所には、ファミリーキャビンと呼ばれる半個室な空間が2室あります。
ここも発売していないようです。結構各区画発売を控えているところが多くて撮る分には楽でいいです。
雰囲気的にはフェリーの少人数個室に近い感じですね。よさげ。


3号車の前方、2号車側の端にあるのがフリースペース「明星」
このミニロビーっぽい雰囲気が最高にいいんですよね。最高。


窓に映る明星のマーク。ガラスに反射すると景色が見づらくなってだいたいはマイナスになっちゃいますがこれは逆にいい演出になってくれます。


なお、ここの明星とリクライニングシートの間には仕切り扉はありません。静かに楽しむべきスペースです。


この先には2号車がありますが、女性専用車両とその先はグリーン車なので立ち入りはできません。
そういった警告もちゃんと貼られていました。




再度、4号車遊星にやってきました。
フェリーの2等雑魚寝に乗った時と同じ感覚で、確かに寝床として自分に与えられている区画の居心地はそんなに良くないもののフリースペースがかなり充実していてそこで滞在できるのがいいですね。
ただ寝るだけ、ただ移動するだけではなく様々なフリースペースで楽しんでもらうというのはいいですよね。たのしい。




遊星の壁のイラスト、これよく見ると京都鉄道博物館に保存されている車両たちですね。凝ってるなぁ。




遊星には鳥取県の星空を体験できるVRゴーグルのほか、各種パンフレットが取り揃えられています。
その中で見つけたこちら、大阪車掌区さんの手作り感あふれるパンフレット。こういうの温かみがあっていいですよね。

ちょっと時系列が前後しちゃいますが、ここで大阪車掌区さんの放送についてご紹介。
WESTEXPRESS銀河はそのターゲットが観光客、特に夜行列車の旅情を求めた人々が多数ということからか様々な温かみのある放送がなされていました。

京都駅31番のりばを出発すると、特急はるかと同様に貨物線を走行。高台から桂川駅を眺め向日町で本線に合流します。
その際に本線を走る特急サンダーバード号を待つのですが「特急列車の通過待ちをいたします」で済ますことなく「北陸の金沢から走ってまいりました特急サンダーバード号の通過待ちをいたします。進行方向右側からご覧いただけます。冬になると北陸の雪をつけた状態で大阪までやってくる姿が見られるかもしれません。」のように事細かに放送で案内されていて、すごくよかったです。


吹田総合車両所に配置されている車両の解説までしてくれるとか、放送を聞いているだけでも楽しい列車です。
新大阪・大阪で設けられている停車時間で外に出て写真を撮ってくることも列車の楽しみの1つとされているようで、停車時間や半自動ドア扱いの案内ももちろんされていました。

あとあれですね、乗り込んですぐに「本日はWESTEXPRESS銀河 8411Mにご乗車いただきありがとうございます。列車は京都駅を出発し、縁結びのまち出雲市に向けて走行してまいります。」っていうご案内が凄く印象的でした。
敢えて列車番号を言うのとか、「縁結びのまち」っていう枕詞がつくところとか。いいですよね。






さて、さっき行ってなかった6号車へ。
ここはグリーン車扱いですが1号車と異なり完全な個室であるためか立ち入りを禁止する刑事はありませんでした。
ただ、フリースペース彗星はグリーン車の人が楽しむべき場所だろうと考え立ち入ることはやめておきました。また乗ることはあるでしょうし。






新大阪駅に停車。ここで後続の新快速に道を譲ります。


女性専用車両の2号車ですが、使用できませんの札があるところだったらのぞいてもいいだろと外から撮影。
通常のクシェットが緑色だったのに対しこちらは赤色の配色になっています。


磨き上げられた車体に銀河のロゴマーク。これはかっこいい。


窓の映り込みが画になるパーテーション。これいいっすわ。




大阪でも停車、こちらは単純に乗車があるから停車っていうことでしょうか。環状線と並ぶ様子も見られました。
117系が環状線と並ぶのって、天理・金光の宗教臨時団体列車ではたまに見かける光景でしたがあれがここまで大胆にリニューアルされたわけですからね。




大阪駅にて淡路屋の特製弁当が積み込まれます。4号車遊星にバウチャー券を持って引き換えに行ってきました。


夜食にちょうどいい小ぶりなサイズのお弁当。メインのおにぎりは明石名物たこめし。
大阪のいもたこなんきんという煮物と京都の抹茶わらび餅を組み合わせ、関西らしさを感じられる一品です。

ひっぱりだこ飯を販売している淡路屋だけあってたこめしは美味しかったです。この小ささが夜食にちょうどいいサイズ。




その後、三宮・神戸と停車。それぞれ停車時間が短いこととお弁当を食べるのに忙しかったことからあんまり写真は撮っていません。
旅行商品として乗車可能なのは京都・大阪・三宮のみですが、みどりの窓口で発売する前提で組まれたダイヤに従って新大阪や神戸でもドアは開きます。

特に、東海道本線の終点として昔は数多くの長距離優等列車が発着していた神戸駅に止まるというのはロマンがありますよね。
上下とも停車ですが、停車するのはともに本線の5番・2番乗り場。
何かの間違いで上り列車を神戸駅1番のりばに入れてくれたりしないですかね?かつて長距離特急が発着していたホームに止めてみてほしいなぁとかちょっと思うんですよ。
今後の下関方面昼行列車の設定などによっては、単純に退避できるか所の少なさから入ることがあるのかも…?とちょっと期待しています。


23:07頃、明石海峡大橋が見えてきます。
お盆に移動を控える人が多かった反動か今回の4連休で出かける人はかなり増えましたよね。特に自動車。
こんな時間ですが、橋のライトアップに加えてたくさんの車のヘッドライトで綺麗に輝いていました。

ちなみに明石海峡大橋は平日であれば23時まで、土休日は24時までライトアップがされるとのこと。
WESTEXPRESS銀河の夜行下りは月曜日と金曜日の設定なので、基本的にライトアップされた姿は見ることが出来ません。
この日が祝日だったからこそ見れた光景、これはある意味ラッキーです。

23:12 西明石に停車。
こんな遅い時間ですが、新幹線のシャツを着た感じのこどもとその親という感じの親子連れを多く見かけました。
デビューしたての銀河、夜遅くだけど連休だから特別に連れてきてもらえた。そんな感じでしょうか。
良い子は寝るべき時間のはずですが、ホーム上や沿線にちびっこが多くいたのが印象的でした。これも連休中に乗れたからこそですね。

乗客として乗っている側だけでなく、沿線のこどもたちに夢を与える列車。こういうの良いですよね。
銀河がぜひ成功して、こういった楽しい列車が今後もっと増えてくれることを願っています。


持ってきたけど楽しすぎて呑まなくていいかぁなんて思っていましたが、やっぱ呑みます。
ミニロビー明星で流れゆく景色を見ながらちびちび飲むお酒が美味しいんですよ。
一緒にじゃがりこも買っていましたが、こちらは音が響くので自粛。単品で楽しみます。
117系って確かにモーター音はうるさめなんですが、50分停車となるとそりゃ静かになります。
下り列車のこのタイミングでの長時間停車なので、多くの人はここでおやすみするんではないでしょうか。


23:30頃 まもなく加古川駅。
金曜日発の列車であれば姫路駅で駅そばが食べられる長時間停車があるのですが、月曜日の列車ではそれがなく加古川駅で50分ほど運転停車します。
23:48頃にすぐ隣の線路、車窓右側を東京行きの寝台特急サンライズ出雲・瀬戸号が通過する旨のご案内をもって消灯。いわゆるおやすみ放送というやつですね。
放送の締めに流れる「ハイケンスのセレナーデ」のチャイムが最後まで旅情たっぷりです。よきよき。


一部の照明を残して消灯された車内、一気にバーカウンターっぽさが出ますね。


サンライズの通過を見届けて、この辺りで寝ることとしました。


リクライニングシートの部分は照明が落ちますが、明星から明かりが漏れてくるので気になる方はアイマスクを持って来るといいかもしれません。
私は蒸気でホットなアイマスクを持ってきていたので使うことにしました。あれいいですよね。

では、おやすみなさい。





時刻は3:38。長いこと駅に止まっているようで目が覚めてしまいました。
高速バスとかでもありますけど、一定速度で動いている分にはいいんですがなんか動かなくなると目が覚めたりしちゃいますよね。
これは、岡山駅ですね。まだ岡山なのか。






目が覚めてしまったなら仕方がありません。トイレに行ったり4号車遊星に行ったりして「寝れないんだよぉ」していたら、車窓右手にヘッドライトの明かりが。
見に行くと、これは保線の車両ですね。詳しくないので全部マルチプルタイタンパかバラストレギュラータに見えてしまうのですがなんなんでしょうか。
てっきり休日なので工事はやっていないと思っていました、主に平日に工事やるってのは聞いていたので。
連休ということで期間が開きすぎる、みたいな事情があるのかもしれないですね。

3:55 岡山駅を出発。

さて、この辺りで気づいたことがあります。
この新型特急WESTEXPRESS銀河なんですが…

寒いんだよ。寒い、冷蔵庫。
国鉄車両のクーラーって確かにこうですよね。さむい。


117系改造ということで、やっぱりモーター音に関してどうなんだという話はよく聞いていましたが、まさかクーラーにやられるとは。
同じ国鉄時代の車両であっても、夜行列車や特急列車に充てられる車両であれば分散型のきめ細やかなクーラーが配置されています。
それに対し117系は集中型大容量のAU75を搭載しています。

103系や115系などに広く用いられたAU75集中型冷房装置。
特急への採用は485系ダブルパンタ車などないことはないですが普通は使うもんではありません。

国鉄の車両だとよくあることですが、冷暖房に関して温度まで指定することなどできず入か切かをうまいこと使い分けるしかありません。
中央東線を小淵沢から高尾まで211系で延々と揺られた時にも寒い思いをしましたが、同じ理屈ですね。

コンプレッサーを取り替えましたとか大型窓に交換しましたなどホームページ上でいろいろアピールされていますが、クーラーに関しては一切触れられていません。
ちょうど季節の変わり目というのもありますが、さすがにこれは寒いですよ…
クシェット以上の横になれる区画ではブランケットの提供があるようですがリクライニングシートにはありません。
もしかしたら余っているかもしれませんが、夜ということで車掌さんも通りませんし、コロナ対策でそういったものの貸し出しを控えている気もします。

今後乗る方は、ぜひブランケットを持っていくといいと思います。結構寒いです。






6:02 生山に停車。ここで32分の停車。
朝霧に包まれた山間の駅、素敵な朝です。ただ、寒い。






停車時間も十分にあるので乗ってきた銀河号の撮影にもいい駅です。
なお、駅の自販機に温かい飲み物はありませんでした。残念。


生山駅では始発の上り特急やくも2号とすれ違います。パノラマ型グリーン車がかっこいいですよね。
特急列車でありながら、始発の出雲市駅を4:42というめちゃくちゃ早い時間に出るのがすごいところ。
岡山を7時台になるように考えるとこうなってしまうんですよね。


ホーム上では日南町の特産品であるトマトを使ったお土産品が売られています。
折角なのでここで購入。トマトって苦手なんですけど加工品ならいけそうです。


生山の停車中に米子行きの普通電車に抜かされます。これに追いつくことがないというのがこの特急の特殊さを示している気がします。




側面の表示器はモニターがはめ込まれているんですね。
フルカラーLEDよりもさらに表示できる幅が広がりますし細かなロゴマークも表示出来て面白いですね。




生山を出た列車はのんびりと米子を目指します。


米子車掌区の名物放送、やくも号でも聞ける大山のご説明がこの列車でも聞けました。
少し雲はかかっていますが、比較的綺麗な大山が朝から拝めました。


伯備線経由の貨物列車の終点、伯耆大山駅ではEF64が見られました。
やっぱ原色はかっこいいですよね。


7:40頃と結構朝早い時間ですが、スイッチャーがせかせかと動いていました。
列車行き違いのため伯耆大山駅で止まっている間にこれらが見られて結構楽しかったです。


伯耆大山駅を出ると日野川を渡ります。
ここからは、貨物列車の荷主である王子製紙米子工場がよく見えます。
自然が一杯見えるのもいいですが、こういう工場の光景も楽しいもんですよね。




7:46 米子に到着。






「海、山、旅のドラマは米子駅から」って書かれた跨線橋が凄く雰囲気あっていいですよね。




米子駅は9/4付で旧駅舎の供用を終え、仮駅舎に移行しています。あの国鉄らしい立派な駅舎がもう使われていないっていうのはなんだか実感がわきません。


この列車は月曜日始発であるため姫路駅の長時間停車はなく0:40着でしたが、米子駅の出発時刻は金曜日始発と同じ8:18発である旨の放送がありました。
単純に米子支社管内で他の列車が土休日ダイヤに従って走っている関係でこの列車も米子時点で土曜日に当たるダイヤを採用している、ということなんでしょうか?


米子駅で撮った写真の中で一番気に入っているのがこちら。
綺麗に磨かれた車体なので、米子駅の古いホーム上屋とオレンジ色のキハ47が反射してすごくよかったです。


米子駅ホーム上の自販機では温かいコーヒーが売っていたので2本購入。冷え切った体に染みわたります。


米子駅では朝食のお弁当の積み込みがあります。ここでお弁当を受け取り。
米子駅に初めて来たとき食べた鯖寿司が美味しい米吾さんが製造しています。


中身に鯖寿司は入っていませんでしたが、結構いろいろな食材が詰まっていて豪華なお弁当です。
ハタハタ南蛮漬けとイカ麴漬、シソ巻きラッキョウが特に美味しいなと感じました。
鳥取県がカレーの消費日本一でラッキョウの生産も日本一というのは知っていましたが、シソで巻くことでだいぶ雰囲気が変わるんですね。
特にこれが驚きが大きかった食べ物な気がします。美味しかったです。


別府駅みたいに温泉マークが素敵な玉造温泉駅を出ると


綺麗な宍道湖に沿って列車は進んでいきます。
大きな窓からよく晴れた青い宍道湖を眺められる、これは最高の贅沢です。

宍道湖といえば十三湖と並ぶしじみの名産地、少し海水が混ざる汽水湖なのがポイントなんですよね。
あとは、「シンジコのほとり」ですよね。ナナカマド博士が出てくるんですよ。


宍道湖の景色が見えてくると旅はもうすぐ終わり、終点の出雲市に到着です。
明星は非常に落ち着いたいい空間でした。また乗りに来ます。


お出迎えの横断幕、こういうの嬉しいですよね。撮らせてもらいました。


あとは、グリーン車専用のミニロビーも外からチラ見。
ここは117系の面影を残すべく敢えて2段窓を残しているんですよね。




出雲市駅に到着の特別な列車。ギャラリーの数もかなり多めでした。


列車は1駅となり、西出雲にある車庫へと引き上げていきました。
集中型クーラーが寒くてあんまり寝れなかったのは事実ですが、全体的にはかなり楽しいワクワクさせてくれる列車でした。
今後またいろいろなコースが設定されると思うので、ぜひまた乗ってみたいと思います。




WESTEXPRESS銀河の改装が出てから15分ほど待つと、東京からやって来た寝台特急サンライズ出雲の到着時間となります。
銀河を下りてからサンライズを待機する方も数名見かけました。やっぱり見たいですよねこれは。


そんな感じで出雲市まで乗車してきました。
いやー、楽しかった。これはリクライニングシートでも十分楽しめる列車ですわ。
フリースペースが充実しているのでリクライニングシートでも満足度は高いと思いますよ。
皆様もぜひ、抽選当てて乗ってみてくださいね!!!

この先の旅については別に記事を書こうと思います。では。


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2 コメント

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Unknown (らんてる)
2020-09-25 17:54:44
すごいの一言。
未だかつて、寝台列車に乗った経験なし。
(夜行バスならありますが…(^^;))

寝ずにウロウロしたくなりますね。
夜食用の銀河のお弁当、イイなぁ。
空容器を記念に取っておけそう。

続きを楽しみにしてます。
返信する
Unknown (motoryama7011f)
2020-09-25 18:57:53
コメントありがとうございます。
速達性は捨ててますが、夜行列車の浪漫を最大化したような列車でかなり面白かったですね。
鉄道会社的には定員を増やした方がいいはずなんですが、あれほど広々した区画とフリースペースですごいなぁと感じるばかりです。
お弁当容器は記念に持ち帰りますよね、わかります。
ちょうど使ったタオル入れるのに便利なんですよ。

ちなみに、夜食用のお弁当は銀河に乗らなくても買えるようになったみたいです。
続きも早めに書きたいと思います。ありがとうございます。
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