motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

たつの市の「ジャイアン」に乗車

2020-09-15 20:49:40 | 超小型モビリティ
今まで当ブログではトヨタのコムスをはじめとして、ルノーのTwizyエストリマのBIROに乗ってきた旨を記事にしてきました。

3車種目となるBIROに関しては観光用レンタルではなく自動車販売店さんがやっているということで、超小型モビリティに詳しい担当者様とお話をさせていただくことが出来ました。
その中で、話題に上がったのがトヨタのi-roadとタジマ自動車のジャイアン。なるほどと思いその後調べていました。

i-roadに関しては昔は名古屋や東京都心での試乗が出来たのですが、今確認できるのは北海道の緑駅のところくらいのもの…ちょっと厳しいですね。
もう一方、タジマ自動車のジャイアンという車は出光興産が超小型カーシェア事業で使用すると発表されたので注目していました。
2019年8月に岐阜県高山にてサービスを開始、2020年3月には千葉県館山でも同様のサービスが開始されました。

ジャイアンに乗るために高山行くかぁ~と考えていたのですが、2020年9月12日より兵庫県たつの市でこの車種を用いたレンタル事業が始まるとのニュースをゲット。
だったらそっちにしようと思って行ってきました。それでも滋賀県からはちょっと距離があるんですけどね。

9/15 朝9時半に本竜野駅へ、30分の説明・講習ののち10時からレンタル。
まだサービスが始まってすぐなので枠埋まってるんじゃないかと心配していましたが「一般利用者第一号」だったそうです。驚き。
初日に関係者や招待客の利用はあったそうですが一般利用者第一号になってしまうとは。


10:15 本竜野駅から少し車を走らせ、中川原公園というところで車を確認。
今まで乗ってきた超小型モビリティと比べると、かなり落ち着いた印象のデザインになっています。
Twizyとかガルウイングドアでしたからね、コンセプトカー的要素が強そうな超小型モビリティ業界においてかなり大衆車寄りの設計になっているんじゃないかなぁと思います。
ライトの丸っこさとかダイハツキャストっぽさをどことなく感じます。

なお、黄色いナンバーからわかる通りこちらは軽自動車登録。Twizyと同じくミニカー登録の条件を満たしていません。
シート配置は横向き2人掛け。このあたりも標準的な感じがします。


背面はこんな感じ。ここも特に奇抜なデザインという感じはしません。
前後とも低速車であることを示す三角マークが貼られています。
この車の最高速度は45km/h、前回乗ったエストリマBIROと同じです。
どういう根拠で設定された速度なのかわかりませんが、せめて60km/hは出せないと厳しいものがあります。

超小型モビリティの一般公道の走行を解禁へ 国交省
ちょうど9月の初めにこんなニュースが流れてきました。
今までは特例的に地域を定めて実証実験していましたが、法律が変わってくれれば一気に飛躍するかもと期待しています。
ここでも最高速度に関しては60km/hという数字が使われています。45km/hというのは何なんだ…?


横から見るとこんな感じ。たしかにちっこい。




さっきの写真にうつりこんでいますが、車を止めている中川原公園には蒸気機関車が保存されています。
赤色のナンバープレートがかっこいいC11 200です。
屋外保存されているものにしては綺麗な状態を維持してくれているように思います。いいですねぇ。


このC11 200の道を挟んで真正面には「D-51」という名の喫茶店があります。ん???


運転席回りはこんな感じ。超小型モビリティなのにパワーウィンドウ、カーナビ、エアコンまでついています。
方向指示器のスイッチが国産車だと右側についている(らしいです)ところ左側についていたりはしますが、全体的な雰囲気はそんなに変わらない気がします。
右左折時には警告音声が車外に流れる仕様になっていました。こういうのはいいですね。

というか、普通の乗用車に全く乗らない人なのでその辺の比較ができません。
教習所を出てから超小型モビリティしか乗っていないとか変人もいいとこって感じですわ。
シフトレバーがなく、パネル中央にあるツマミで切り替えるというのがちょっと変わっているかもしれません。


では早速、ナビを活用して竜野駅に向かおうと思います。
たつの市の中心地に近いのは本竜野駅なんですが、大動脈の山陽本線に先に設けられたためこちらが竜野駅を名乗っています。
厚木駅に近いような経緯を持つ竜野駅。両駅間は約6km離れています。


…試されてるのかな?


山陽本線を渡る踏切のところで運よく電車が見られました。オタクは踏切待ちに当たると喜びます。




10:33 竜野駅。昔ながらの駅舎が素敵です。
ここで水分補給しつつルートを考えていたところ、おばあさんに声をかけられました。
超小型モビリティは結構注目されるので慣れています(笑)むしろこれが醍醐味。
ポスターや広報誌などでご存じだったそうで、「この前の13日から始まったやつよね、乗り心地とかどう?」など。
今まで乗ってきたこういうクルマと違ってナビもエアコンもあって使いやすいですよ、とおすすめさせていただきました。

「たくさん乗るわけでもないし年寄りにはいいのかなぁと思ってね」という感じで言っておられました。
確かに、超小型モビリティが狙う層としてご高齢の方の普段使いは注目されています。
エアコンがついているというのはそういう意味でもかなり強みになるかもしれません。
毎年のように猛暑が牙をむくこの国で、今後活躍が期待される超小型モビリティが軒並み窓を開けて凌いでくださいね~というのはちょっと無理があります。
ただ、エアコンというのは重いわけです。そのあたりのメリットデメリットも考えていきたいところです。


あと、天井はこんな感じでロールカーテンを開ければ光が差し込みます。
正直この時期は暑いだけなので普通に外板で遮蔽してほしいところですが、仕方ない。


鍵はこんな感じ。完全に軽自動車を小型化した乗り物です。
もうこうなるとスマートのフォーツーEVとかとの差が曖昧になってきそうな気がします。
ただしこちらは45km/hという痛い足かせがあるんですよね。


裏面はこんな感じ。およよ?
ハンドル中央にあるものと同じマークが描かれ、その下には嘉远の文字が入ります。


そう、この車も国産車ではなく外車なんです。超小型モビリティあるあるですね。
嘉远という中国のメーカーが出しているクルマをタジマ自動車が販売しているということのようです。
JIAYUANという表記の仕方もどことなく中国感がありますね。

中国製超小型EV“ジャイアン”が地方自治体からも注目される理由とは【未来モビリティ総研】
こちらの記事に詳しく書かれていますが、「嘉远(ジャイアン)社が販売するMINI Be」というクルマを「タジマ自動車のジャイアン」として販売しているっていうことみたいです。ややこしい。


11:05 道の駅みつに到着


密を避けて、御津にきました。


一般車と並んでいる様子を見ると、確かにちっこいのですがBIROとかと比べるとどうしても大きく見えてしまいます。


道の駅みつからは綺麗な播磨灘のオーシャンビューが望めます。綺麗に晴れてくれてよかったです。

ただ、ここに至るまでに結構山を登る区間があるんですよね。
平地ではアクセルベタ踏み定位で48km/h定速走行していたのですが、坂道に入ると途端にスピードが落ちて最終的には28km/hになってしまいました。
後続車がいなかったのが幸いですが、さすがにこれはまずいですよ(登坂性能)…って思ってしまいました。

コムスも坂には弱いのですが、鳥取のジオコムスさんではそれに合わせてトルクアップ仕様を投入しています。
BIROはこういう場面のためにBOOSTボタンというものを備えています。そういう何かがないとちょっとあの坂はきついんじゃないかなぁと思いました。




11:40 室津漁港。
室津地区はかなり道が狭く、ここでは超小型モビリティの小ささがうまく機能したと思います。
路地裏かな?っていう狭さの道でも余裕をもって走行できます。

10時から3時間のレンタルでモデルコースの御津コースに沿ってきたのですが、滞在を盛大に端折ってドライブ中心にしているため思っていたより早く本竜野駅付近に戻ってきてしまいました。
あと、45分あるなら…揖保川に沿ってもう少し北まで行ってみることにしました。






12:35 屏風岩の近く、新宮リバーパーク。
適当な駐車場がある河川敷の公園みたいです。なかなか景色がいい。




ここで最後に車体をいろいろ撮っていたら気付きました。
窓ガラスの表記もやっぱり製造元のJIAYUANなんですね。






12:52 本竜野駅に戻ってきました。たのしかった。
3時間コースの時間を目いっぱい使ってドライブを楽しませていただきました。

登坂性能の弱さが出ましたが、平地の街中移動だけなら45km/hでも問題なく走ってくれました。
受付の方に「煽られませんでした?」と聞かれましたが、まあ確かにちょっと流れに乗れてないかなぁというところもありましたが煽られずに済みました。
制限速度とかいう参考数値が40km/hの道を45km/hで走って相対的に遅いというのはおかしな話なんですけどね…

前にバス走ってるのかな?くらいのスピードなのでまあ許容範囲じゃないでしょうか?出来たら60km/h出せるようにしてほしいですけれども。
エアコンを積んでいて重いはずですし厳しいんですかね?

あと当たり前すぎて書いていませんでしたが、電気自動車なのでアクセル踏んだらグワンと一気に加速する感覚は楽しいですね。
長い距離を走ったり坂道に挑んだりせず、狭い路地などを含む街中の乗り物としては普通に使えるなと思いました。


面白い乗り物に乗れてよかったです。サービス開始4日目なのに利用者第一号というのがちょっと不安ですが根付いてくれることを期待しております。


おわり。



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おまけ




非貫通展望車を期待してスーパーはくとの最前列の席を取ったら貫通型でした。目の前が壁です。


フリースペース扱いの2人ボックス区画を使うことにしました。ここ快適ですわ。


個室みたいな区画で、綺麗な明石海峡大橋を見ながら、昼間から飲む酒はうまい。

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