宇和島信用金庫の情報誌『つなぐ』にまたエッセイを書いた。二人の生身魂の話。
金髪の生身魂は95歳LA在住。ニックは毎日義母にフェイスタイムする。今日は近所のお友達が犬を連れて寄っているらしい。ニックが鍼灸を体験した話をして、「本当に効くと信じてるの?」と聞かれている。ニックが答えて、「リラックス出来るし、チヅが信じてるから、続ける事が夫婦円満だ。」と答えていた。何でもいいから騙されたと思ってやってみて、と頼んだのだ。
今にわかる。もし効果が無いなら、なんで鍼灸院がこれほど混んでいる? なんで温泉に来る人がこれほど多い? 老人には根本的治療法の無い痛みが年々あちこち増えてくるから、痛みが和らげば結果オーライじゃね?
五稜郭で見た切株に生えた茸。
お風呂でまた転倒した。一回目は股を強打し、皮膚が(鎌鼬に合った如く)菱形に裂けて血だらけになった。傷は浅かったが、なんせ風呂上がりで血量が多かったので、心配したニックが医者に連れて行こうとしたが、医者に見られるのが嫌で、自力で手当てして治した。
二回目の昨日は、浴槽のお湯を抜いて洗おうとした瞬間のぼせて立ちくらみ、空の湯船に倒れ込んで首と背中を強打した。ニックが叫んだらしいが、一瞬気が遠くなって聞こえなかった。翌朝鍼へ行って、打撲痛を和らげて貰った。帰ってから滑り止めマットをアマゾンで買った。