塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ユヴェントス、ロナウド獲得は失敗だったのだろうか

2023-03-04 13:04:16 | 日記
 フットボールチャンネルにおいて、ユヴェントス最悪の補強事例として外国籍選手5人を選出しています。


 そこには現在サウジアラビアでプレイするロナウドも含まれますが、選出の要因はクラブ最大の目標であるUEFAチャンピオンズ・リーグ優勝が果たせなかったため、でしたが、果たしてロナウドだけの責任でしょうか。


 パリ・サンジェルマンがレオ・メッシを獲得した背景には、彼が財務の問題でFCバルセロナを離れる必要があったため、という理由もあるでしょうし、レオ・メッシがUEFAチャンピオンズ・リーグ優勝の担保になると考えたためでしょう。


 しかし、パリ・サンジェルマンが決勝に進んだのは、彼が移籍する前の2020年のみでして、この時はリスボン集中開催という変則な日程でもありましたが、FCバイエルン・ミュンヘンが優勝しています。


 つまり、パリのメッシ獲得が欧州の頂点に立つことならば、彼も失敗とみなされてしまいますよ。(今季はまだわかりませんが、再度バイエルンと戦っていますね)


 サッカーはテニスや卓球のような個人競技ではありませんし、何より対戦相手がいてこそ成立します。


 そこに指揮官の選手交代、布陣の関係性、審判の判定など選手個人ではとうしようもない事例が数多く絡みますし、ルナウド自身が漏らした


 「ママ、僕はスーパーマンではないよ」


 という言葉に真実があると思いませんか。


 ユヴェントスはファンでない僕でも不思議に思うほど、決勝点で敗れていますし初優勝の1985年、対リバプール戦はあの「ヘイゼルの悲劇」が起き、ミッシェル・プラティニは心底疲弊して優勝を喜ぶことなどなかった、と後年漏らしていたほどです。


 そのロナウド獲得の際の財務が負担となったことが、会計面で不正につながったとするならば、この獲得は明らかに「本末転倒」と言えますし、アンドレア・ピルロをもっと擁護すべきではなかったでしょうか。
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