塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

永井秀樹を見て思ったこと

2012-05-13 00:19:08 | 日記
 彼がメインスタンドを横切るたびに、とても感慨深い気持ちが浮かびました。

 永井秀樹41歳。

 彼もまた1993年のJリーグ開幕を知る、数少ない現役選手のひとりであり、その
意思の強さに改めて敬意を払いたいと思います。

 (実際彼は後半途中出場を果たしました。)

 永井の出発点は国士舘大学と当時のヴェルディ川崎にあるわけですが、当時の給料と今
では相当の格差があると思います。

 開幕間もない頃の選手の給料は、破格という言葉すら不適格で、世の中には

 「Jリーグ」

 と名の付く商品で溢れかえっていました。

 永井自身も同僚の阿部や藤吉など、代表選手が不在の際はリーグ戦、ナビスコカップ
に参加していました。

 僕が思うに1993年の当時よりも、2012年の今の方が永井にとっては快適な生
活なのかもしれません。

 お金を浪費すること、メディア受けする発言に気にすることなく、自分が本心から現役
を続けたいからこそサッカーから離れない。

 この正直な気持ちが、今彼を支えていると思います。

 ちなみに彼の足下はライム・グリーンのプーマでした。

 「俺は若い奴にはまだまだ負けないよ。」

 このスパイクが、彼の胸の内を語っていた気がしてなりません。
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パルセイロに大物は必要か

2012-05-13 00:10:40 | 日記
 「彼は昨シーズン、ここで得点したよな。
  こんなことなら、観にくれば良かった。」

 昨日のFC琉球には、元日本代表FW我那覇和樹が在籍しており、僕は彼の姿を見る
のが楽しみでした。

 そして我那覇の姿を見て思い出したのが、先日引退した久保竜彦です。

 昨シーズンツエーゲン金沢に在籍していた彼は、南長野で鮮やかなヘディング・シュー
トを決めていますが、僕はこの試合、自宅でテレビ観戦していたんです。

 JFLでは元日本代表の選手が見られること。

 これが醍醐味のひとつと言えます。

 久保が引退し、コーチとして今充実している日々を送っていることは、広島と横浜、そ
して金沢の関係者にとっても喜ばしいことでしょう。

 その一方でパルセイロが、こうした大物を獲得する機会はあるのでしょうか?

 僕は必ずしも必要では無いと思います。

 確かに大物の加入は、短い目で見れば一時的な観客動員の増加につながり、メディアから
の取材要請も増えると思います。

 しかし薩川監督が描くパスサッカーが浸透し、最終ラインと中盤では世代交代が進み、ク
ラブの代謝が成功していることを印象づけます。

 大物の加入は、この監督が手がけてきた土台を

 「壊しかねない」

 気がします。

 パルセイロは常に育成と付き合ってきましたし、今後も地道なスカウティングで選手層
を厚くしてゆくはずです。
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期間限定という新しい売り文句

2012-05-12 19:57:31 | 日記
 今J1では「期間限定」が新しいキーワードになりつつあります。

 先日アディダスがF・マリノス20周年記念ジャージを発売し、ファンの関心を呼び
ましたが、今度はナイキが、レッズの20周年モデルを発売します。

 しかも色が「黒」で、星3つ付くのが特徴です。

 中央にある大きな星がアジア王者、両脇の小さな星が2度のリーグ優勝を意味するそう
で、画像は既にフットボール・パークで閲覧できます。

 アディダスが

 「温故知新」

 の形で、デザインをプロ化当時に求めた半面、ナイキは配色以外のデザインを「今風」
にして発表しました。

 共通していることは

 「試合での着用は5試合限定」

 という点で、ファンはこのジャージを着用した選手達を、シーズンのごく一部でしか
見られません。

 その飢餓感が、ジャージの売りあげに乗っかることを、ナイキとアディダスは期待して
ると思いますし、アンブロ(ガンバ)ル・コック(グランパスエイト)も同様でしょう。

 海外ではドルトムントが

 「クリスマス限定ジャージ」

 を販売し、好評を得ましたが来季はカッパからプーマに変更になりますから、企画が
どうなるかは不透明です。

 高額なレプリカを売る側には、これから今まで以上に訴求力が求められます。

 「20周年記念」

 の売り文句は使えませんし、チャンピオンズ・リーグ限定はリーグ戦で敗退すれば、過剰
在庫になる可能性が高いので。
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タオルマフラー、それがいいじゃん!

2012-05-12 19:01:09 | 日記
 南長野のメインスタンドには、「JJ」や「CANCAN」の読者でしょうか、20代
や30代の女性が誌面から飛び出したような格好で幹線しています。

 細身のスプリング・コートやジーンズに、クロエやヴィトンの鞄を携えているのですが、
さすがにスタジアムではもっと

 「アスレチック・ウエア」
 
 ジーンズやデイ・パックを利用した方が良いと思うのです。

 でも彼女達の矜持がそれを許さないのでしょうね。

 フリースを羽織る、スニーカーを履くなど、これらの行為が間抜けに見えるのかもしれま
せん。

 でも彼女達の服装を一概に否定できないのは、いずれも首元には

 「パルセイロのタオル・マフラー」

 が巻かれていつからです。

 スタジアムは段差がありますし、コンコースを歩くにもハイヒールよりもスニーカーの
方が快適で安全なのは、彼女達も理解していると思います。

 でもその格好だと、完全終了後に具合が悪いのでしょう。

 マフラーならば簡単に鞄に仕舞えますし、何よりファンの証拠として万人受けする品で
すから、僕も愛用しているわけです。

 僕は最近パルセイロの試合しか観ていないため、他クラブの女性ファンがどのような格好
で観戦しているかはわかりません。

 「案外女性誌でサッカー・マフラーの特集をしたら、売れ行きが倍増するかもな。」

 彼女達を見ながらぼんやりと、考え込んだ一日でした。
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パルセイロ1-0でFC琉球に勝利

2012-05-12 18:49:16 | 日記
 パルセイロは本日12日と来週、そして再来週と3戦連続ホームで戦う事が出来ます。

 移動の負担もありませんから、監督も選手も調整しやすいと思います。

 今日のFC琉球戦は1-0でパルセイロが勝利しました。

 ボール・ポゼッションは明らかにパルセイロに分があり、得点がもっと挙げられた可能性
もありましたが、相手GKの攻守が光った点も大きかったですね。

 また後半、琉球の放った2本のシュートがそれぞれポストとバーに弾かれる幸運もあり、
パルセイロはホーム3連戦の初戦を勝利で終えました。

 今日の感想を一言で言いますと

 「サッカーは風に注意」

 というものです。

 パルセイロの得点は向のコーナーキックを佐藤が押し込んだのですが、僕の陣取った席
から丁度コーナー・キックの軌道が確認できたんです。

 向が放ったボールは風に影響されたのか、鋭いカーブを描いて

 「あわやそのままゴールか!」

 という軌道でポストに弾かれ、それを佐藤が押し込んだ形でも得点でした。

 蹴った向本人は、あそこまで強烈なスピンをボールにかけていなかったと思います。

 今日の南長野は本当に風が強く、とても5月上旬とは思えない体感温度の低さでした。

 僕はジーンズの下に冬用のタイツを履き、ひざ掛けとフリースを上から羽織り首にはタオル
マフラーを巻きましたが、それでもきつかったですね。

 近くには随分薄着の女性がいましたし、屋台で売られていたホット・コーヒーで暖を取る
方が後半には大勢いました。

 選手が蹴ったボールが風で押し戻される場面も多く、つくづくサッカーが

 「屋外競技」

 であることを痛感しました。

 沖縄とは随分異なる天候で、選手もファンも勝手が違ったと感じたのでは無いでしょうか?
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