塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ロットが影響力を持っていた時代の事件

2022-11-26 18:24:36 | 日記

 1998年ワールドカップ得点王のクロアチア代表ダボル・シュケル。

 

 彼はロットを履いて得点王に輝き、クロアチア代表もスポンサーはロットでした。

 

 そして4年後の2002年、優勝したブラジル代表主将のカフー。

 

 カフー自身が認めているように、横浜Fマリノスへの移籍は既成事実でしたが、ASローマにACミランが獲得を打診し、移籍先が覆ったことは、やはり今でも残念に思います。

 

 そのカフーも横浜で高々とワールドカップ・トロフィーを掲げるその足元には、ロットのスパイクが確認できたものです。

 

 この当時ナイキはまだアディダスやディアドラ、プーマと比較した際際立ったデザインと機能は見せていましたが、新興ブランドという認識が強かった、旧大陸と新大陸くらいの差があったと思いますよ。

 

 ロットを履くダボル・シュケルが好調を維持することに焦ったのか、ナイキ首脳陣は当時最大の顧客であるブラジル代表ロナウドに対し

 

 「得点王になってほしい」

 「シュケルと同時受賞でもよいんだ」

 

 迫ったといいます。(本当かどうか真相は定かではありませんが、恐らく事実なのでしょう)

 

 このナイキの思惑、1994年に続く2連覇を目指す重圧が、あのフランス代表との決勝戦直前、ロナウドが失神して下手をすれば死亡していた事実につながり、指揮官ザガロも困惑してしまいます。

 

 当時はナイキとアディダス以外にも、影響力あるブランドが多く現在のような明確は2強体制ではなかったことも、事を複雑にした理由と言えそうです。

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スパイクがブランドの力を借りるとき

2022-11-26 18:12:23 | 日記

 サッカースパイクではありませんが、コンバースは「オフホワイト」、ナイキは「シュープリーム」とタッグを組み、商品を市場に送り出しています。

 

 日本ではオニツカタイガーが「ジバンシイ」と共同開発をしましたし、アトモスやミタ・スニーカーズなど、店舗が企業にタッグをもちかけ(その逆もあるでしょうね)、その店舗でしか手に入らないモデルを独占的に仕入れています。

 

 加茂スポーツがプーマを軸に、希少品を販売している点も独占的と言えるでしょうか。

 

 過去BアンドDが、イタリアのヴァルスポルトの販売権を入手したことも同様で、スーパーのプライベートブランドも同様ですね。

 

 イングランド代表のラヒーム・スターリングがニューバランスと契約し、様々な彼専用モデルが登場しています。

 

 今回のワールドカップでニューバランスは

 

 フェーロンV7の「ストーン・アイランド」デザインをスターリングに支給

 ストーン・アイランドはイタリア生まれの人気ブランド

 ニューバランスがスパイクデザインにおいて、ファッションブランドの力を借りることは珍しい

 

 という意気込みを見せています。

 

 ストーン・アイランドは長野市でも入手できると思いますが、サイズが大きすぎ、価格も僕にはこなれていないため購入したことはありません。

 

 フェーロン以外ですとテケラも新作は登場していますが、日本市場では入手しにくく、フェーロンV7の方が日本人好みなのでしょうか。

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ル・コックが見せた意地

2022-11-25 17:12:59 | 日記

 カメルーン代表と言いますと、サミュエル・エトーやピエール・ウオメに代表される、2000年代からカメルーンサッカー協会と勝利ボーナスで紛糾している印象があります。

 

 専門サイト「ユニ11」によりますと、今回のカメルーン代表はサッカー協会ではなく、スポンサーであったル・コックと揉めた挙句、新スポンサーである

 

 「オール・ワン・スポーツ」

 

 を着用に至ったとあります。

 

 ル・コック側はパリに裁判所にカメルーン代表との契約は現在でも有効と訴え、司法もル・コックの訴えを認めたとユニ11では伝えています。

 

 ちなみにル・コックは強引に、まず着用されないであろう、2022年ワールドカップ・カメルーン代表モデルを公開し(わずかですが画像あり)、カメルーンサッカー協会をけん制しています。

 

 ル・コック以前のプーマ時代には、契約年数でも金銭でも揉めることがなかった印象ですが、どうしてル。コックとはこんなに揉めてしまったのでしょうか。

 

 仮に裁判所がフランス(ル・コックの本籍地ですから当然ですが)ではなく、カメルーンだったならば、ル・コックの訴えは棄却されたかもしれません。

 

 日本代表もアディダス・ジャパンとの契約は穏便に進んでいるように思われますが、案外水面下では様々な駆け引きがあるように感じます。

 

 ただアディダスとはあのクラマーさんの時代から通じていますから、その縁は深いわけですがね。

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最後のワールドカップという意気込み

2022-11-25 17:01:44 | 日記

 レオ・メッシとロナウド、そしてルカ・モドリッチ。

 

 過去10年FIFAバロンドール受賞を独占(2020年はコロナウイルスのため、受賞者不在)してきた3選手は、2022年ワールドカップが5度目の出場です。

 

 逆に言いますと、5度出場していながら優勝に至っていないことを思いますと、ブラジル代表の優勝回数5度がどれだけずば抜けているかが改めて立証できますし、優勝が1度でもあるイングランド代表、スペイン代表も凄いわけです。

 

 レオ・メッシは既にカタール・ワールドカップが最後のワールドカップと声明をだしたそうですが、それはあくまで現在の心境であり、時間が立てばその気持ちに変化があると感じます。

 

 確かにレオ・メッシやロナウドが代表に居続けることで、出番が与えられても不思議ではない選手がベンチに腰掛けるという場面はあるでしょう。

 

 アルセーヌ・ヴェンゲルが2008年、フランス代表ティエリ・アンリをFCバルセロナに譲渡したのは、オランダ代表のロビン・ファンペルシの出番をこれ以上さえぎることはできない。

 

 と考えたための措置でした。

 

 一方でこの3選手が日本代表選手のように、ベンチが定位置でも黙って受け入れ、声を出す、肩をたたいて励ますというような行動に出るとも思えません。

 

 2002年韓日ワールドカップ、中山雅史に出番はありましたが、秋田豊に出番はありませんでしたが、彼はフィリップ・トルシエの判断を受け入れました。

 

 僕は彼らが6度目のワールドカップ出場を果たしても驚きはしませんが、日本人が考える献身性は彼らには当てはまらないと思いますよ。

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ワールドカップの組合わせを再考して

2022-11-25 13:28:50 | 日記

 組み合わせ抽選とは実に興味深いものです。

 

 今回日本代表が入ったワールドカップ2022のE組には、スペイン代表とドイツ代表というワールドカップ優勝経験国が2カ国は言ったことが話題です。

 

 しかし、次戦の対戦相手コスタリカ代表は2014年、ウルグアイ代表(2010年大会は4強)イングランド代表、そしてイタリア代表(欧州選手権2012は準優勝)という、過去の優勝国が3カ国という、とんでもない形でした。

 

 それでも彼らは8強にたどり着いたわけです。

 

 2005年のクラブ・ワールドカップ北中米代表は、コスタリカのディポルティボ・サプリサだったわけですし、コスタリカが大変なサッカー熱愛国であることに昔から変わりはありません。

 

 仮に日本代表が16強に進出すれば、その対戦相手はクロアチア代表か、あのベルギー代表になります。

 

 37歳でもレアル・マドリードとクロアチア代表で主軸であり続けるルカ・モドリッチのすごさを、僕らは改めて確認できるかもしれません。

 

 同様にベルギー代表と戦うのであれば

 

 ワールドカップの借りはワールドカップで返す

 欧州の強豪国を撃破し続けて辿り着く8強

 

 という形になるわけです。

 

 仮に勝ち点6で最終戦のスペイン代表戦を迎えられるならば、幾分ターンオーバーも可能でしょうし、多くの選手を試合で使えますよね。

 

 日本代表は2018年以降、欧州代表と戦えた機会はセルビア代表との1試合だけであり、だからこそドイツ代表との前半45分は面食らう形だったのではないでしょうか。

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