mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

ルーマニアのスルデシュティの木造教会

2016年11月04日 | 旅行記
 旅行日12日目・10月27日(土)、晴れのち曇り。
 昨日は焼酎を大分いただいてしまいましたが、体調は悪くありません。

 などと、いきなり、どこかの日記のような書き方をしてしまいました。
 この文章は、2012年にルーマニア・ブルガリアを旅行した時のことを旅行記として書いたものです。
 前日にバイア・マーレというところ宿泊したのですが、ホテルの夕食で出てきた40度の焼酎を思いのほかいただいたものですから、こんな文章になってしまいました。
 この日は、題名にありますようにルーマニア旅行の楽しみであった木造教会に向かったのです。
 そして、その途中で見えたルーマニアの原風景のような純朴な農村が強く印象に残ったものですから、このブログでも紹介したいと思います。
 
 ホテルを8時30分に出発して9時ジャストくらいにスルデシュティの駐車場に到着しました。
 <駐車場付近の光景>
 スルデシュティの木造教会へは、ここから歩き始めました。
 周囲の美しい光景と牧歌的な生活空間が垣間見られて、10分間という短い時間でしたが、「心がワクワクするほど」素晴らしいものでした。
 <この道路を進んでいくと>
 <馬車が行きかう光景が!>
 朝から荷馬車でどこに何を運んでいくのでしょうか?
 でも、ご覧のような笑顔を見知らぬ異国の人間に見せてくれるのですから、それだけでも人柄の良さが伝わってきます。
 このヨーロッパの原風景のような光景は、木造教会への細長い道路の両側に広がっていて、「ここに来て本当に良かったな!」と思ったのですが、木造教会に着きますと、もっと感動する光景が待っていました。
 <木造教会の敷地の門>
 荷馬車のところから歩いて5分で木造教会に到着しました。門も木造ですから雰囲気があります。
 <門を入ったところ>
 写真の左側に建物が見えていますが、これは、教会ではありません。
 見づらいのですが、青い下草と木々の紅葉が見事に調和していて、「秋深きルーマニアの木造教会」の典型を見ているようでした。
 <敷地内から見た門>
 <小屋のような建物>
 そして、上の写真のように入口の門を中から見たり、小屋のような建物を見ながら、さらに進んでいきますと、右正面の方向に教会独特の細長い尖塔がある赤茶けた建物が見えてきました。
 この時はご覧のように天気に恵まれていたのですが、風が「ちょっぴり」吹いていて、それが教会とその周囲をより美しく演出しているようでした。
 黄色の落ち葉に覆われ地面に時々「ハラハラ」と樹木の葉が舞い落ちるのですから、言葉では言い表せない美しい光景なのです。雰囲気としては、今にもリスが飛び出してきそうな感じです。
 <教会の建物の前にも門が!> < 紅葉した葉が舞い落ちている>
 <神父さんが到着>
 私たちが到着してしばらくしますと、神父さんが見えてカギを開けてくれました。
 教会の中は暗いのですが、東方系の教会らしく、正面にイコノシスタスがありますが、添乗員のTさんの説明では、フレスコ画もさることながら「敷物」や「飾り物」が美しい!とのことです。
 マラムレッシュ地方には、伝統的建築の木造教会が多く残り、そのうちの8つが世界遺産に登録されいて、ここスルデシュティの教会も世界遺産に登録されています。

 教会の全体像や裏側の画像がありませんので、ご覧ください。
 <尖塔が美しい教会>
 <明るい日差しに輝く教会>
 <教会の裏側>

 こうして美しい教会を見学して、帰りも同じ道を歩いたのですが、子供たちが民芸品を売りに来たり、素朴な農家住宅や人々に出会い、心温まる旅をすることができました。
 <純朴な農家の方々>

 以上がルーマニアのスルデシュティの木造教会を見学した時の記録ですが・・・画像からも美しさや人々の暖かさが伝わってきますね。
 この旅(ルーマニア・ブルガリア大周遊の旅)では、このスルデシュティという地以外でも美しい自然や素朴な木造教会を見学し、また、酒造りや洗濯などを通じて人々の素朴な暮らしぶりを見ることができました。
 さらに、民家住宅での食事や青空市場での買い物など貴重な体験をすることができた旅ですので、これからも紹介していきたいと思います。