mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

ブルガリアのプロブディブ

2016年11月16日 | 旅行記
 「目が覚めるとプロブディブの朝でした。
 昨日からお世話になっているホテルは、「トリモンティウム・プリンセス」という名前のホテルで、場所は、プロブディブの「中央広場」に面しています。」

 という書き出しで始まるのは、ルマニア・ブルガリア旅行記の旅行4日目の朝の模様です。
 ところで、こういう書き方をしていますと、小生がプロブディブという街を知っているに聞こえるかもしれませんが、まったく知らなかったのです。
 そこで、旅行記に書いたプロブディブという街のおさらいをしたいと思います。

 「プロブディブは、ブルガリアのバルカン山脈とロトビ山脈に挟まれたトラキア平原のほぼ真ん中にある街で、人口38万人、ブルガリアだ2の都市です。
  ソフィアから南東へ約125㎞の位置にあり、商業の街として発展しました。
  その歴史は古く、紀元前から集落があり、その後、マケドニアの主要都市となったり、ローマ帝国支配時代に議事堂や競技場が建設され、それが今も、街のあちこちに姿を残しています。
  さらに、第1次、第2次ブルガリア帝政時代を経て、14世紀のオスマン朝時代にもそれぞれの建築様式や装飾が街を彩った、といいます。」

 などと言っても、書いている本人が分からない!のですから、どんな光景が待っているのか街を散策するしかないようです。
 まず、このブログの書き出しにあるように、宿泊したホテルや周辺の光景が印象深いものでしたので、そこから始めたいと思います。
 ただし、朝ごはんやホテルのグレードなどの話は省略します。

 まず、朝、起きて窓から外を眺めますと、高層階に宿泊したこともあり、旧市街を見渡すことができました。
 また、ホテルの前には大きな広場があり、そこで道路の工事中で人々が忙しそうに動いてる光景が飛び込んできました。

 <ホテル正面の広場>


 <旧市街を望む>


 <同じく旧市街>


 朝食を済ませて9時00分にホテルをバスで出発して、旧市街に向かいました。
 この街の主な見どころは、ローマ円形劇場と民族博物館ですが、記憶に残る印象深い街でした。

 何が印象深いのか?それは、この街が足元がふらつくような「凸凹」と起伏のある石畳の小道が交差していて、その通路沿いには「この建物は何だろうか?」などと興味を惹かれる光景が続いていて、歩いていて心がウキウキするような街なのです。

 最初に目に飛び込んできた建物は、黄色に地に赤の横縞の線が入った教会でした。

 <樹木の先に見える聖ネデリア聖堂>


 <聖ネデリア聖堂>


 写真をパチパチと撮影したのですが、この建物が、聖ネデリア聖堂ということが判明したのは、帰国してからでした。
 先ほども触れましたが、この旧市街を歩いて行きますと、大木な樹木や、門のようなものがあったり、鮮やかな色の建物があっとりと、静かなのにとっても変化に富んでいると感じました。

 <緑に覆われた旧市街>


 <子猫が遊んでいる>


 次の写真は、「ヒサル・カピヤ」という要塞門です。紀元前4世紀にマケドニアのフィリップ2世という人が旧市街を防御するために建てたものです。

 <ヒサル・カピヤ門>


 <ヒサル・カピヤ門の壁に架けれている像>


 この門は、ローマやオスマン朝時代にも修復されたそうですから、歴史を見つめてきた建築物なのですね。
 次は、赤茶けた色が特徴の建物です。

 <ブルガリ民族復興博物館>


 この建物は、ヒサル・カピヤ門の右側にあります。1848年にトルコ人によって建てられた屋敷で、1876年のオスマン朝に対する4月蜂起の武器を展示しています。
 さて、次は、この街の見どころになっている「民族博物館」です。

 <民族博物館の入口>


 <民族博物館の建物>


 この博物館は、イスタンブール出身のハジ・ギオルギという人が1847年に建てた屋敷で旧市街にある豪邸の中でも「ひときわ美しい」と評されています。
 この博物館は、確かに美しく、庭には写真のような何かのオブジェなどもあり、豪邸の雰囲気が漂っていましたが、中の展示物は、農機具や民族衣装でしたから、豪邸にはふさわしくないのでは?と感じてしまいました。
 残念ながら、中を撮影していませんでした。

 次は、民族博物館の庭から見えた「聖コンスタンティン・エレナ教会」です。

 <聖コンスタンティン・エレナ教会>


 <教会の入口>


 <教会の敷地内>


 <同じく教会敷地内>


 この教会を出ますと、緑に覆われた美し街並みがあり、もう一つの見どころであるローマ円形劇場に向かったのですが、少々長くなりましたので、次回に掲載したいと思います。

 <ごつごつした石畳と緑の街並にて>


 
 それでは、これにて失礼します。