mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

ブルガリアのリラの僧院の続き

2016年11月14日 | 旅行記
 昨日は、リラの僧院の来歴みたいなところで話を終了してしみました。
 今日は、僧院の見どころから始めたいと思います。
 
 僧院の見どころは、聖母誕生教会、ブレリョの塔、歴史博物館の3つとなっています。
 実際に行ってみますと、入口前の駐車場から門を入りますと、パンフレットなどに出ていた「聖母誕生教会」が目に飛び込んできました。
 しかし、僧院の敷地全体をを見ますと、周りをぐるりと3階建ての建物が囲んでいて、どの建物が3つの施設なのか分かりませんでした。

 おっと、その前に僧院の入口とその拡大写真をご覧ください。

 <僧院の入口>


 <入口の門には壁画>


 <聖母誕生教会>

 
 上の写真が聖母誕生教会ですが、私たちは、まず、教会の右方向に歩いて行きました。
 なぜ、そこに行くのか?といいますと、「歴史博物館」があるからです。
 
 <歴史博物館>


 歴史博物館は、上の写真の突き当りに見える白い建物です。
 学校の生徒がいて、建物中はざわついていましたが、1階と地下の暗い空間でイコン画や聖書などを見学しながら説明を受けました。
 中にどのようなものが展示してあるのか?説明したいところですが、残念ながら、撮影禁止でした。
 それにしても、解説書などにある「19世紀初頭に制作されたラファエロの十字架」が、どれなのか分かりませんでした。

 <茶色の建物>

 
 この写真は、歴史博物館見学を終了してから撮影したもので、場所は、聖母誕生教会の裏側になると思います。
 この写真の教会と歴史博物館の間の通りを歩ていきますと、左側にフレリョの塔、右側に敷地を囲む大きな建物の一部が見えます。

 <フレリョの塔>


 <1階が土産物店になっているフレリョの塔>


 フレリョの塔は、3つの建物の中では最も古く、14世紀当時のままだそうです。
 1階が土産物店になっているフレリョの塔の前を通りますと、聖母誕生教会の前に出てきます。
 この時に教会の外側の壁や天井に描かれたイコン画を近くから見ることができました。

 <教会正面の通路のフレスコ画>


 <同じくフレスコ画>


 <同じく!>


 ところで、この教会の中ですが、もちろん、入場しました。
 中には、幅が10メートルもある精緻な彫刻が施された黄金に輝く「イコノスタ(シ)ス(Iconostasis)」というブルガリア芸術の最高傑作を見たのですが・・・
 写真撮影が禁止でしたが、「こんな素晴らしい教会内部を見たのは始めてだ!」という感動が鮮やかによみがえってきました。
 ところで、イコノスタ(シ)スとは、何でしょうか?
 ロシア、ブルガリア、ルーマニアなどの東方正教会系の教会では、キリストや聖人などを描いた多くの絵画(イコン)を掲示していますが、この聖の壁のことをイコノシスタ(シ)スといっているそうです。

 それでは これにて失礼します。