ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
『ホテル・カリフォルニアの殺人』(宝島社文庫)発売中です!

夜の九国博

2017-10-01 01:48:19 | 日記
昨日は、太宰府天満宮でヒット祈願という記事を投稿しました。

じつは、その話には続きがあります。

参拝後、九州国立博物館にもいってきたのです。

九州国立博物館……略して九国博は、太宰府天満宮に隣接する山の上に建つ博物館です。
最近、夜の8時まで開館する「夜の九国博」なるサービスをやっており、その時間帯を利用しました。

太宰府天満宮は、夜いくとまた風情があります。



こちらは、九国博の建物。




本当は、桃山展というものに行くつもりだったのですが、ポスターの日付をよくみると、まだはじまっていません。
不覚……ということで、常設展示と、六郷満山展というのを見てきました。

意外と、私は歴史系にも結構興味があります。

以前は歴史小説もよく読みましたし、はじめて新人賞で一次選考を通過した作品も時代小説でした。その作品も、いつか発表できたらと思っています。


展示物のなかに、帝鑑図というものがありました。
中国の歴代皇帝の行いを紹介するというもので、その一つ「諫鼓謗木」(かんこぼうぼく)という逸話が印象に残っています。
大昔の中国の伝説的皇帝とされる尭という人が、宮廷の入り口に太鼓と木の板を設置したというものです。政治にもし欠陥があるなら、太鼓をたたいて知らせなさい、政治に問題があるなら、それを立札に書いて進言しなさい……というシステムでした。
自分の政治姿勢に問題があるなら批判を真摯に受け止めようという謙虚さがよいということで、ピックアップされているわけです。
いまの世界には、この考え方が欠けている政治家があまりに多すぎるんじゃないでしょうか……そんなことを思いました。