ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
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台風、震災被害の教訓

2018-09-09 21:42:50 | 時事
台風21号、そして、北海道地震の影響が、いまなお続いています。

前後関係から北海道の地震のほうにフォーカスがいっている感がありますが、大阪でもまだ停電がかなり広範囲で続いているようです。

今回の災害で明らかになったのは、一極集中のもろさだと思います。

関空では、橋が一本しかなかったことが、そこにいた人たちの脱出を困難にし、北海道では、巨大な火力発電所のダウンがブラックアウトにつながりました。

一極集中でなければ、いざというときのバックアップや、負荷の分散をはかれたと思うんです。

一極集中というのは、日本全体の問題としてもいえることでしょう。
東京とその周辺に人も企業も集中しているという状態……これは、非常によくないと思うんでしょう。

勝海舟が中国についていってたことなんですが、中国というのは、心臓がいくつもあるから強い、と。だから、どこか一か所をやられても、そう簡単に全体がつぶれることはない、というんです。
その観点でいうと、日本はどうか。
東京が大災害に見舞われたら、日本全体が一気に危機に陥ってしまうのではないか……そういったことを考えると、ふだんから東京一極集中ではなく、多極化しておくことが必要なんじゃないか。そんなことを思いました。