最近このブログでは、2001年の同時多発テロ以後のアメリカに関する記事をいくつか書いてきました。
音楽関連記事でも、そこにリンクしていこう……ということで、ブラック・アイド・ピーズの Where Is the Love という曲を紹介します。
ブラック・アイド・ピーズがジャスティン・ティンバーレイクをフィーチャーして発表した曲ですね。
たしか、ファーギーが加入して最初に出したのもこの曲じゃなかったでしょうか。
マイケル・ムーア監督が『華氏911』という映画を撮ってますが、この映画を作るにあたって監督がインスピレーションを受けた曲を集めたアルバムというのが出ています。そのアルバムも、この曲が収録されていました。
私は、この方面の音楽のことはあまりよく知らないんですが、この Where Is the Love はなかなか名曲だと思ってます。
以下に、歌詞の拙訳を載せておきましょう。若者言葉というのかヒップホップのスラングなのか、ちょっと解釈に戸惑うところもあって、間違った訳になってしまってる部分もあるかもしれませんが……
ママ、どうしちまったんだこの世界
まるでみんな ママなんかいないみたいだ
この世界はドラマ中毒
トラウマを生み出すことばかりにひきつけられて
海の向こうじゃテロを止めようなんていってるけど
テロリストはまだこのアメリカにいる
CIA、ブラッド&クリプス、KKK
自分の民族だけを愛するということは
差別の余地を生む
差別は憎悪を生み出し
憎悪は苛立ちにつながる
これがお前たちのやってることさ
そいつをただすために愛が必要だ
心をコントロールし、瞑想して
魂を愛に引き寄せるんだ
殺す人たち 死んでいく人たち
傷つく子どもたち その泣く声が聞こえる
教わったことを実行できるかい
もう片方の頬を差し出して
神よ 私たちを助け
天上から導いてください
この世界をみていると 問わずにいられないのです
愛はどこにあるの――と
まったく変わっちまった
新しい世界はどこか奇妙だ
世界は狂っちまってる
もしラブ&ピースが強力だっていうなら
どうして愛のかけらもないんだ
国は爆弾を落としてるし
化学ガスが子どもたちの肺を満たし
苦しみとともに若者は死んでいく
愛はどこへいってしまったんだ
いったいなにが起きたんだ
俺たちの住むこの世界 人々はあきらめてばかり
誤った決断をくだし 分断されるばかり
互いを敬うことなく 否定ばかりして
戦争は続いてもその理由は知らされない
真実は秘密のまま 覆い隠されている
真実を知らないってことは
愛も知らないということさ
愛はどこへいったんだ――わからない
真実はどこへいったんだ――わからない
愛はどこにあるんだ?
殺す人たち 死んでいく人たち
傷つく子どもたち その泣く声が聞こえる
教わったことを実行できるかい
もう片方の頬を差し出して
神よ 私たちを助け
天上から導いてください
この世界をみていると 問わずにいられないのです
愛はどこにあるの――と
世界の重みを肩に感じる
年を重ねるにつれて人の心は冷たくなっていって
考えるのはカネもうけのことばかり
利己心だけが人を動かす
メディアは間違った情報ばかり
ネガティブなイメージばかりが選びだされ
若者の心にバクテリアみたいに感染して
キッズたちは映画のマネをする
人の尊厳はどうなったんだ
公正と平等はどうなったんだ
愛ではなく憎しみが広まり
無理解が連帯を遠ざける
だから俺はときどき落ち込んでしまう
無理もないことさ
ただ俺は自分の信念を貫くだけ
殺す人たち 死んでいく人たち
傷つく子どもたち その泣く声が聞こえる
教わったことを実行できるかい
もう片方の頬を差し出して
神よ 私たちを助け
天上から導いてください
この世界をみていると 問わずにいられないのです
愛はどこにあるの――と
これは同時多発テロの直後に発表された歌なんですが、そこに書かれていることは、その後のアメリカだけでなく世界全体の空気にあてはまっているように思えます。
“〇〇ファースト”というようなフレーズはその象徴でしょう。〇〇ファーストという言い方は、裏を返せば、その〇〇にあてはまるもの以外は軽視したり場合によっては排除するということを暗にいっているのであって、差別や排除といった攻撃性をうちに秘めた言葉だと思うんですね。そういう言葉を政治家が口にし、それを支持する人が少なからずいるという状況……どこかで舵を切らないと、世の中ますますおかしくなっていくばかりなんじゃないでしょうか。
音楽関連記事でも、そこにリンクしていこう……ということで、ブラック・アイド・ピーズの Where Is the Love という曲を紹介します。
ブラック・アイド・ピーズがジャスティン・ティンバーレイクをフィーチャーして発表した曲ですね。
たしか、ファーギーが加入して最初に出したのもこの曲じゃなかったでしょうか。
マイケル・ムーア監督が『華氏911』という映画を撮ってますが、この映画を作るにあたって監督がインスピレーションを受けた曲を集めたアルバムというのが出ています。そのアルバムも、この曲が収録されていました。
私は、この方面の音楽のことはあまりよく知らないんですが、この Where Is the Love はなかなか名曲だと思ってます。
以下に、歌詞の拙訳を載せておきましょう。若者言葉というのかヒップホップのスラングなのか、ちょっと解釈に戸惑うところもあって、間違った訳になってしまってる部分もあるかもしれませんが……
ママ、どうしちまったんだこの世界
まるでみんな ママなんかいないみたいだ
この世界はドラマ中毒
トラウマを生み出すことばかりにひきつけられて
海の向こうじゃテロを止めようなんていってるけど
テロリストはまだこのアメリカにいる
CIA、ブラッド&クリプス、KKK
自分の民族だけを愛するということは
差別の余地を生む
差別は憎悪を生み出し
憎悪は苛立ちにつながる
これがお前たちのやってることさ
そいつをただすために愛が必要だ
心をコントロールし、瞑想して
魂を愛に引き寄せるんだ
殺す人たち 死んでいく人たち
傷つく子どもたち その泣く声が聞こえる
教わったことを実行できるかい
もう片方の頬を差し出して
神よ 私たちを助け
天上から導いてください
この世界をみていると 問わずにいられないのです
愛はどこにあるの――と
まったく変わっちまった
新しい世界はどこか奇妙だ
世界は狂っちまってる
もしラブ&ピースが強力だっていうなら
どうして愛のかけらもないんだ
国は爆弾を落としてるし
化学ガスが子どもたちの肺を満たし
苦しみとともに若者は死んでいく
愛はどこへいってしまったんだ
いったいなにが起きたんだ
俺たちの住むこの世界 人々はあきらめてばかり
誤った決断をくだし 分断されるばかり
互いを敬うことなく 否定ばかりして
戦争は続いてもその理由は知らされない
真実は秘密のまま 覆い隠されている
真実を知らないってことは
愛も知らないということさ
愛はどこへいったんだ――わからない
真実はどこへいったんだ――わからない
愛はどこにあるんだ?
殺す人たち 死んでいく人たち
傷つく子どもたち その泣く声が聞こえる
教わったことを実行できるかい
もう片方の頬を差し出して
神よ 私たちを助け
天上から導いてください
この世界をみていると 問わずにいられないのです
愛はどこにあるの――と
世界の重みを肩に感じる
年を重ねるにつれて人の心は冷たくなっていって
考えるのはカネもうけのことばかり
利己心だけが人を動かす
メディアは間違った情報ばかり
ネガティブなイメージばかりが選びだされ
若者の心にバクテリアみたいに感染して
キッズたちは映画のマネをする
人の尊厳はどうなったんだ
公正と平等はどうなったんだ
愛ではなく憎しみが広まり
無理解が連帯を遠ざける
だから俺はときどき落ち込んでしまう
無理もないことさ
ただ俺は自分の信念を貫くだけ
殺す人たち 死んでいく人たち
傷つく子どもたち その泣く声が聞こえる
教わったことを実行できるかい
もう片方の頬を差し出して
神よ 私たちを助け
天上から導いてください
この世界をみていると 問わずにいられないのです
愛はどこにあるの――と
これは同時多発テロの直後に発表された歌なんですが、そこに書かれていることは、その後のアメリカだけでなく世界全体の空気にあてはまっているように思えます。
“〇〇ファースト”というようなフレーズはその象徴でしょう。〇〇ファーストという言い方は、裏を返せば、その〇〇にあてはまるもの以外は軽視したり場合によっては排除するということを暗にいっているのであって、差別や排除といった攻撃性をうちに秘めた言葉だと思うんですね。そういう言葉を政治家が口にし、それを支持する人が少なからずいるという状況……どこかで舵を切らないと、世の中ますますおかしくなっていくばかりなんじゃないでしょうか。