沖縄県民投票
沖縄県で、辺野古基地建設をめぐる県民投票が行われました。結果は、圧倒的に反対多数。まあ、予想された結果ではあります。しかし、ここまで圧倒的に反対で、有権者の4分の1を超え......
去年、沖縄の県民投票について書いた記事です。
県民投票で明確にノーを突きつけられ、軟弱地盤の問題が指摘されているにもかかわらず止まらない基地建設……
ここにも、新型コロナと同根の問題があるんじゃないかと思えてきました。
とにかく、一度ひとつの方向に転がりはじめたらもう止めることができない。上層部が決定した方針には、ノーといえない。問題点は見ないようにする、あるいは存在しないことにしてしまう……たびたび書いてきたように、それこそがこの国を破滅的な戦争に突き進ませた力なのです。
辺野古の基地に関していうと、先述した軟弱地盤の問題があって、最悪の場合護岸が崩壊してしまうおそれが指摘されています。
以前も書きましたが、そもそも安全保障上の必要で設置される施設であるなら、技術上の可能不可能にかかわらずそんな場所は避けるというのが常識的な判断でしょう。たとえいったん決定された事項であっても検討しなおすのがまともな反応です。
ところが現実には、ただひたすら基地建設それ自体が自己目的化して止められずにいます。元の記事にも書いているように、それはもはや安全保障上の意思決定ではなく、政治的な都合によるものでしかありません。
結局、いまのコロナ問題も、これと同じことをやってしまってるんじゃないでしょうか。