『アカギ』の連載が、とうとう終了しました。
長かったですね。
特に、鷲巣麻雀……
いったいいつ終わるのか、本当に終わるのか、と思っているうちに、20年ほども経っていました。
昨年いよいよ決着がついたわけですが、その対局終了後の、「俺は長生きしただけだ」というせりふはかっこよすぎでした。
福本先生の漫画といえば、こういう随所にちりばめられた名言が特徴ですね。そして、「ざわ… ざわ…」というあの効果音と、アゴの発達したキャラたち、「しかし……ならず……つ!」といった、ときにいささか大仰な演出、かと思えば、鷲巣が「死んじゃう……死んじゃうツモ……!」なんて言い出したりして、独特の漫画世界を構築していました。ともかく強烈な個性を発揮していて、麻雀漫画のなかでは一等面白い作品でした。
……と、こんなことを書いておきながらなんですが、じつは私、『アカギ』をリアルタイムでは読んでおりません。
『近代麻雀』を毎週読むほどコアな麻雀漫画ファンでもないので、新刊のコミックスが出るたびに読んでいました。
それで最終話だけ読むのもアレなので、最終話もまだ読んでいない状態です。いずれコミックスになったときに読むのを楽しみにしています。
ともかく、福本先生、お疲れさまでした。
『カイジ』のほうは、まだこれからも続いていくようですが……