モンキーズのマイク・ネスミスが死去したというニュースがありました。
78歳。
これで、モンキーズのメンバーで存命なのはピーター・ドレンツ一人ということになりました。
モンキーズについては、このブログで何度か書いてきました。
メディア戦略によってつくられたアイドル的な存在という部分は否めないものの、たしかにロックの一時代を象徴するグループではあったでしょう。
アイドル的立ち位置とはいえ、モンキーズのメンバーはみずから曲をつくってもいました。
マイク・ネスミスが作った曲、「悲しきロックビート」の動画を。
歌っているのは、リンダ・ロンシュタットです。
Stone Poneys - Different Drum (Live)
この曲の原題は Different Drum ですが、これはソローの『森の生活』からとったものと思われます。
有名な言葉で、同じ句を、たとえばジャクソン・ブラウンも自身の曲に使いました。
ジャクソン・ブラウンはアメリカ西海岸の後輩であり、モンキーズのピーター・トークなどとは親しかったようです。そのウェストコースト人脈には、先の動画に出ていたリンダ・ロンシュタットがいて、そこからイーグルスなんかにもつながってくるわけで……そうした音楽的血脈のなかで受け継がれていくスピリッツがあるわけでしょう。
もう一曲、モンキーズの動画を。
クリスマスも近いということで、クリスマススタンダードの The Christmas Song です。
The Monkees - The Christmas Song (Official Music Video)