昨日、国会の三補選が行われました。
菅政権になってから初の国政選挙。
その結果は……“不戦敗”となった北海道も含めると、与党の全敗でした。
まあ、さすがに広島のあの買収事件のあとで自民候補が勝っていたら絶望しかないので、ひとまずは歓迎すべき結果でしょう。
あるいは、コロナ対応のまずさも一つの要因だったでしょうか。
おりしも、三度目の緊急事態宣言発出というタイミング……さすがに「とりあえず現状維持」ではまずいと思う人が増えてきているのかもしれません。
この選挙結果を受けて、政権が姿勢をあらめるのなら、それは結構なことでしょう。
政権交代といかずとも、それも選挙というシステムが持つ一つの効能です。政治家は甘やすとどこまでもだらけていくので、国民のために働くよう厳しく鞭うたなければならない。そして、選挙はその鞭として機能し得る……ということです。
そして、ちゃんとしたことをやったら選挙で勝たせてやる。アメとムチです。アメとムチは、有権者から政治家に対してこそ行使すべきものなのです。
今回の補選で振るわれた鞭に対して政権与党がどう応えるか……それが、年内には確実に行われる衆院選にむけた大きなポイントになるでしょう。