アマゾンオーディブルが、ふたたび聴き放題制に戻るということです。
アマゾンオーディブルとは、時おりこのブログで名前が出てきますが、音声朗読で本を「聴く」ことができるサービス。
かつては聴き放題だったのがコイン制というシステムに変更されたことは、だいぶ前にこのブログで一度書きました。
そこでも書いたように、コイン制に移行したことで、まあちょっとアクセスしづらくなった面があることは否めません。一か月一コインだけでやっていれば、聴き放題だったときと比べて聴ける量が著しく制限される。さりとて、オーディオブックは普通に買うと価格が高い。事実上聴き放題状態にできる裏技もあるけれど、それもためらわれる……そんなもやもやを抱えたユーザーは多かったでしょう。
私自身も、一時オーディブルを離れていました。最近復旧しましたが、やはりコイン制だと購入に慎重になってしまい、なかなか気軽に楽しめないというところは否めません。
おそらくは、そうしてユーザー離れ、あるいは新規ユーザーの伸び悩みがあったために、聴き放題制に戻さざるを得なくなったということだと思われます。
まあ、ユーザーとしては喜ばしいことですが、作り手側という立場で考えると複雑な部分もあり……ともかく、今回こういう展開にいたったということは、やはりオーディオブックという媒体はまだまだ発展途上なのでしょう。読書文化の裾野を広げるという意味では大きな可能性をもっていると思うので、頑張ってもらいたいところではありますが……