ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
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サイクリングブルースを振り返る

2019-02-19 16:20:34 | 過去記事
過去記事です。

一年間、盗難にあった自転車を受け取りに行った話……

修理にいった自転車屋で、チューブがかなり傷んでいると指摘されたんですが、そのせいでか、すぐにパンクしてしまい、以後まったく乗らない状態になってしまってます……


サイクリング・ブルース ~自転車を盗まれ~
本日、福岡県南部の久留米市というところに行ってきました。撤去されていた自転車を引き取りに行くためです。といっても、私が駐車違反をしていたわけではありません。もう半年ほど......


トランプ大統領にノーベル平和賞を!……?

2019-02-17 21:48:17 | 時事
安倍総理が、トランプ大統領をノーベル賞に推薦したのだそうです。

伝えられるところによると、昨年の米朝首脳会談が行われた後、アメリカ側からノーベル平和賞に推薦してほしいという打診を受け、それに応じてノーベル賞関係者に推薦の書簡を送ったとのこと。

推薦の理由は、それまで日本を飛び越えるようなミサイルが発射されていたが、それがなくなったからということです。

はからずも、昨日に続いてのトランプネタとなりました。
それにしてもまあ、トランプ大統領という人は、ブログに書くようなネタに事欠かない人だなと思わされます。

北朝鮮がミサイル発射をしなくなったのは、アメリカが対話姿勢を見せたからだ……という部分に関しては、たしかにそうだと思います。
このブログでは以前も書きましたが、北朝鮮の威嚇的な行動は、米韓の合同軍事演習を中心とする威圧に対するリアクション――すなわち、「威嚇されたから威嚇し返している」のであり、米韓側がそれををやめれば北朝鮮側もミサイル発射をやめるのは道理です。

ただまあ、それはそれとしてもトランプ大統領にノーベル平和賞というのはどうかと思いますね。

現役の政治家にうかつにノーベル平和賞を与えると、数年たってからやっぱりやめときゃよかったな……ということになる例が少なくないと思うんで。
トランプ大統領の場合、そういうことになる可能性がきわめて高いんじゃないでしょうか。

トランプ大統領の非常事態宣言

2019-02-16 10:45:16 | 時事
アメリカのトランプ大統領が、非常事態を宣言するといっています。

公約としていたメキシコ国境の壁建設が進まないため、非常事態を宣言して、国防予算の一部を壁建設に転用するというのです。

これはもう、ダメでしょう。

私はあまり詳しくないんですが、アメリカでは過去にも何度か非常事態宣言が出されているんだそうで、それと比べれば自分がやっていることは濫用にはあたらない……とトランプ大統領本人はいってるそうでうす。

しかし、問題はそれでやろうとしていることのばかばかしさですね。

壁なんか作ったところで、最初から不正に突破する気があれば、突破する方法なんていくらでも考えられます。意味がないんです。その無意味な政策を意地になって実現するために、非常事態を宣言する……もう無茶苦茶です。
ていうかそもそも、費用はメキシコが払うっていうことになってたんじゃないの? いや、まあ払うわけないんだけど。払うわけがないし、払わせる方法もありえない。で、どうにもならなくなって、はい非常事態――あほらしすぎて、話になりません。

今回の件は、非常事態宣言などというものが、いかに恣意的に利用されるかということを如実に示しているように思えます。

思えば、戦前の日本には緊急勅令なんてものがありましたが……こういう、国会やなにかの制約が及ばない権限は、ろくなもんじゃないですね。
世の中には、そういう超法規的な権限の必要性を唱える人もいますが、弊害のほうがはるかに大きいと私は思います。
かつて日本には緊急勅令というものがあって、国会で可決することができなかった法案を天皇の権限で実質的に法律にすることができたわけですが、悪名高き特高警察がこの緊急勅令を利用して作られたりもしています。
そういう権限を認めると、ろくなことがないんです。
今回のアメリカでの非常事態宣言は、そのことをはっきりと教えてくれているんじゃないでしょうか。

FF8のカードゲーム

2019-02-15 15:55:53 | ゲーム
今回は、ゲーム記事です。
以前FF8について書きましたが、そこで、「FF8にはもう一つ重要な要素がある」と書きました。予告どおり、それについて書きましょう。

その要素とは……「カードゲーム」です。

FF8には、ゲーム内ゲームとして、カードゲームが用意されています。
これが、重要なのです。
カードゲーム自体も、ゲームとしてまあ面白いんですが……しかしそれ以上に、そこで手に入れたカードをゲーム中で使用するアイテムなどに変換できるというところがポイントです。
魔法は、FF8においては使うものではなくジャンクションするもの。
カードゲームで手に入れた魔法をジャンクションすることで、キャラクターを強化することができるのです。
このシステムによって、ゲームの自由度はさらに高まります。
カードの仕組みを知っていれば、序盤から相当にキャラを強化することができるのです。

カードゲームを有機的にからめてジャンクションをしていく――ここまでやって、はじめてFF8は本当の面白さがわかります。
これを利用すると、ゲームを開始して最初のミッションに行くぐらいの段階で最強クラスの攻撃力を得ることができ、ディスク1のボスであればだいたい1ターン(各キャラが一回ずつ攻撃する間という意味で)以内で倒せるぐらいになります。ボス敵を圧倒的な力で容赦なくなぎ倒していくという爽快感が得られます。
また、FFシリーズの例に漏れず、8にもいわゆる“猛者ザコ”がいますが、ふつうにやっていたらまず勝てない強敵たちに、ジャンクションを工夫して勝負を挑むという面白さもあります。カードゲームは、その際にきわめて有効なキャラ強化手段となるのです。

さらにカードゲームは、カードゲームというぐらいですから、コレクション的な楽しみもあります。レアカードがあって、それらをコンプリートするという楽しみ方もできるのです。

このカードゲームも含めて考えれば、FF8は実に多様な遊び方ができます。
実際のところ、私もFFのナンバリングシリーズをいくつかやってきましたが、3周、4周と繰り返してプレイする気になったのは8ぐらいのものです。
それぐらい、FF8はゲームとして面白いんです。
しかし、世の中では、どうもそのように評価されいる気配がありません。もちろん評価する人はたくさんいますが、批判する人もまたいっぱいいます。
なぜそうなってしまったのか?
次回は、その点について私なりに考察してみたいと思います。

『バイオハザード ディジェネレーション』

2019-02-13 18:24:49 | 映画
バイオハザード DEGENERATION という映画を観ました。

ミラ・ジョヴォビッチが出ているバイオハザードシリーズはもう完結してしまったので、こちらのシリーズも観てみようかと思い、amazonプライムで視聴しました。

このシリーズは、全編フルCGで作られた映画です。

ただ、ピクサーのそれと違って、リアルなCGを志向していて、実写映画のような映像をCGで作ろうとしています。

この趣向は、CGでやる意味があるのか……という問いと、どうしても向き合わなければならないです。

フルCGなんて邪道だ、とはいいませんが、やはり、そういうやり方をする意味があるのかどうかということは考えてしまいます。

ピクサーのようなデフォルメされたキャラであれば、CGでやる必然性がありますが、実写のような映像を作りたかったら、実写でやればいいんじゃないかということにもなるわけで……なんでCGでこれをやるの? という話にはどうしてもなりますね。

現代の映像技術があれば、この作品のなかで出てくるような絵は実写映画として十分に作れるでしょう。
では、どういう絵だったらフルCGでなければできないといえるのか……と考えたら、そんな映像ってもうないんじゃないかとも思えます。となると、人物も含めてすべてフルCGで映画を作る意味がどこにあるのか。考えさせられます。

CGのクオリティにしても、この二十年ほどで飛躍的に向上したとはいえ、やはり実写映像としてみたら不自然なところが多々あります(この映画は2008年公開で、今だともっとリアルにできるかもしれませんが)。その違和感を我慢しながら映画としてみられるというレベルには、まだ達していないでしょう。

ただ、こうしたフルCG映画というのは、CG技術がどこまできているのか、ということを示す一つのものさしにもなると思います。
そういう意味では、これから作られるフルCG映画に、CGがどこまでやれるのか……という新しい表現の可能性を見出すこともできるのかもしれません。