台風10号が通過しました。
史上最強レベルともいわれた割に、それほど大きな被害は出ていないようですが、土砂崩れが起きたほか、停電などは広範囲で起きています。
今回の台風10号は、風がかなり強力でした。
等圧線の密度の高さが話題になってましたが、たしかにこれまで体験したことのないような暴風だったと思えます。風で窓ガラスがきしむ音には、不安をおぼえずにいられませんでした。
今回の台風がここまでの勢力をもった原因として、海水温の高さが指摘されています。
いうまでもなく、その背景には地球温暖化があり、そのトレンドが今後も続いていく以上、このレベルの台風がそう珍しいものではなくなることを覚悟しておく必要があるでしょう。
かねがねいっているように、そういうところにこそ公的な資本を投じて防災・減災を図っていくべきだと思います。はたして、これからできる新しい政権が、そういう足もとをきちんと見た政策をやってくれるかどうか……あまり期待はできませんが、注視していきたいところです。