年金問題で、名寄せ(照合)を三月いっぱいに終らすといっていたが、見通しが立たなくなった。これは、安倍総理、そして舛添大臣、福田大臣も同じような発言をしていた。しかし、実際に作業を進めてみたら、思いがけない事案が沢山出てきた。なんと、氏名が偽名だったり、生年月日が間違いだとか、氏名のわからないものまである。その件数が想定外の多さなのだ。
責任追及に当たっている民主党は、三月までにやるといっていた舛添大臣が、今この現実の中で、作業の目途が立たない、作業はエンドレスと発言したりしていることに、責任辞任を要求している。
これは筋違いの要求でしょう。むしろ、そこまで問題を掘り起こしている舛添にエールを送るくらいでなきゃならないと思う。
この責任は、長年の厚生労働省の、この問題に対する対応の甘さがもたらすもので、もちろん政権担当の自民党の、歴代担当者の責任なのだ。舛添さんは、過去の先輩の無責任さを暴き出しているのだ。この問題は、最後の一件まで、整理する努力をさせるべきだ。同時に、社会保険庁関連の独立法人などの整理、新しい体制作りに、官僚に有無は言わさず取り組むべきだと思う。
今それをやれるのは、舛添大臣でしょう。C型肝炎問題でも、真正面から本気で受け止めている。以前のエーズ問題などのときの厚生省の態度とはまったく違っている。
民主党も、追及は追求として、一緒に改革しよう、どうすれば早まるのかそんな知恵を出して取り組みの姿勢を明らかにすべきだと思う。長妻さん、問題解決に今何をすべきか、あなたの意見を言いなさい。ただ、発言問題の追求だけしか出来ないのですか・・・・。困難な問題だからこそ、政治家が政治家としての具体的な方策を提示し、解決する姿勢を示すべきです。