先進国日本、金持ち日本、そんなイメージを持っていたけれど、何かおかしい?
先進国という点で、科学技術的な面では、認めることが出来るのだが、金持ちとか裕福とかと言うと、何か疑問が出てくる。
日本の国って豊かなのだろうか? 国家財政が膨大な借金で苦しんでいる。都道府県のほとんどが、財政難で苦しんでいる。格差は凄く広がっている。
本当に豊かな国というのは、外貨をどれだけ積み上げているかとか、国際支援をどれだけやっているかとか、上辺だけの生活水準の高さだけを見て決めることが出来ない。
格差の出てこない社会構造がどのように整備されているか、今年金問題が大変なことになっているけれど、年金の掛け金も払えないような雇用条件で働かなければならない人が沢山いる。また、年金すらもらえない高齢者が増えてきたりしている。格差はどんどん広がっているように思う。これで、先進国といえるのだろうか。
所得倍増計画の中で、バブル景気に沸いた日本だけれど、その中で福祉に対する政策がおろそかになっていたのではないか。年金の管理もあの体たらく、厚生福祉の政策は、政策でなかったのだ。
今、消費税を上げて、福祉を充実させようという動きはあるけれど、まだまだ早くから、先進国というにふさわしい、福祉政策が進められるべきだった。あのバプルのときにこそ、もっと手厚い労働政策と福祉行政を勧めるべきだったのだと思う。
自動車を初め輸出関連企業では、大変な収益を上げているところもあり、表面的にはバブルに近いような華やかさがあるのだけれど、国に、国民に還元されない景気になっている。格差がますます広がる、先進国というには恥ずかしい日本になりつつある。
政治家の使命は何なのだ、もっと志を高く、国民にしっかり認められる人間として行動してほしいものだ。