今年の漢字は「偽」となった。納得してしまう。
国会では、年金問題の名寄せが3月までに終らせると選挙公約をしていたということで、これも公約違反=偽とされたりしている。これは、昨日のブログでも書いたけれど、現実は想像を絶する、想定外の中身だったので、3月までには終えられないことがわかったということなのだ。多分、大臣は厚生省の役員に出来るかどうか確認していると思う。その回答の中で出来る、またはそのように努力するとの回答だったので、なんとしてもやり遂げれと命じてきたのだと思う。
しかし、過去数十年間のでたらめ処理が明らかになる中で、大変な困難に直面しているのだと思う。まず、総理も舛添大臣も、何故見通せなかったのか、現実はどうなのかを明らかにして、謝罪すべきところは謝罪して、今の作業部会だけでは処理に間に合わないならば、そのための対策室を立ち上げてでも、総力を挙げる体制をとるべきだと思う。
今まで、厚生労働省の年金に対する取り組みは何だったのだ。余分なことをせずに管理していれば、あのバブル期などに黙っても大変な運用益をあげることができたはずなのに、運用という名の下に、天下り先ともなる団体を作り、そこでやったことは、あの豪華な保養施設などを作ったりして、運用益を上げるどころでない、無駄遣い、大変なお金を使ってきているのだ。そんなことが無く、忠実に収納業務と支給業務をきちんとやっていれば、こんなことにならなかっただろうし、支給年齢の繰り下げだとか、このささやかな年金からの税金なんか取らなくてもすんでいるとかと思うと、全く腹立たしい。
防衛庁の購入物件が、アメリカでの値段の3倍もの値段で、随意契約で商社から納入されていることがわかった。驚いた。防衛大臣がいろいろ弁明していたけれどとても納得のいくものでない。この構図には、すごい利権が渦巻いていたことがわかるし、徹底的な検証と、今後の備品調達のあり方を考えてほしいものだ。
本当に、自民党の長期政権の中での傷は大きく、徹底的に膿を出し切らなければならない。場合によっては、政権交代も必要かもしれない。