昨日第一報のテレビでは、重慶の様子が報道され、逃げ惑う人の姿はあった。でもビルが倒壊する様子はなく、震度7,8のすさまじさが伝わらなかった。
震源が成都の方で、そちらはひどい被害が出ていて、通信も途絶えるほどだったのでしよう。かなりの被害が出ているだろうと想像していたが、その想像を絶するほどの被害の様が次第に明らかになってきた。
ミャンマーでの災害に続いて今度は中国、すさまじい被害、生徒が登校している中での学校の倒壊が10何校とか報じていた。生徒がみんな下敷きになったのだという。普通、学校などが被災者の避難所になるのに、学校がぺしゃんこになっている。
阪神淡路大地震規模の地震が何箇所かで起きているらしい。成都といえば歴史のある観光地だ。観光客も多かったのでしょう。そして、被害を受けた人も多いのでしょう。
日本人は400人くらい在住していたみたいですが、未だ半分くらいの方の消息がつかめていないと報道されていた。
これから、この被災地をオリムピックの聖火がリレーされるのだそうだ。中国政府は、予定通りやると声明を出している。この被災地を・・・・・。無理やり道路を空けて、聖火を通すようにするのでしょうか。それが国家の威信を示すことなのでしょうか。
勿論今は、被災者の救出に全力を尽くしていると思うけれど、聖火を通すこと、此れが主たる目的での被災地の復興の支援になっていないか、余計な心配をしてしまう。
復興を急ぐあまり、被災者への配慮が欠けることがあってはならない。
ミャンマーなどとは違って外国の支援も、報道機関の入国も規制はしていないから、無法なことは出来ないと思うけれど、先ず被災者、被災地の復興への最大の配慮が欲しいものです。