サイクロンの直撃で大変な被害の出ているミャンマーが外国の救援を断り続けている。そんな大災害の中で、軍事政府の存続をはかる憲法制定の国民投票をやって90%以上の賛同を得たと公表している。
あの政府は、国民のために国政を担当している政府と言えるのだろうか。これだけの被災者をほとんど放置するようなことしか出来ないだけでなく、外国の支援者を入れることもしない。何故なのだ。権力の維持のためとしか考えられない。
軍事独裁政権・・・・此れを変えることは至難のことだ。なぜなら国民には武器はない。反政府的言動は忽ち拘束、処罰されるだろう。デモなど計画があるだけで弾圧されてしまうだろう。
同じような体制の国家が幾つか見当たる。一度軍を掌中にして独裁的政治に進んだ国は、民主化はありえない。民主化を装っても、最後は軍が動く。
此れだけ情報化が進んだ現代で、民主主義の世界を各種のメデアで見ることが出来、それに憧れてもなすすべはないのだ。庶民は無力だ。団結する権利も、政治に対する不満も、総て押しつぶされる中で、唯耐えていくしかないのか。
中国の大地震、どうするのだろう。まだ何万人も瓦礫の下だったり、路上に溢れた避難民をどのように処遇するのだろう。仮設住宅なんていっている事態とはまったく違う。あの瓦礫の町、あそこにまた人が住めるようになるためには、何年ものスパーンを見なければならない。その間あれだけの人々をどうすればいいのだろう。私が心配しても始まらないけれど、オリムピックを控える中国にとって、此れは深刻な事態だ。飲み物、食べ物を調達する、住むところを作る。家がみんなつぶれている、どうするのだろう。外国の支援も受け入れているし、軍隊が10万人以上も動員されているらしい。だからといって、何もかもすぐに出来るわけがないのだ。
しかし、あの煉瓦とかコンクリートの建物、地震に弱いことは良くわかっていたはずだけれど、・・・有史以来の地震で、地震は来るものと思っていなかったのかもしれない。木造の建物は、火には弱いけれど、結構地震には強いところがある。木造建築がまったくないというのも不思議なことだ。