もう夏至も過ぎ6月も終ろうとしている。最近は車での遠出はほとんどしなくて、土曜日に詩吟に行く西区の平和が遠いくらいだ。したがって、自然界の変化をなかなか感じることが出来ない。
そんな中で、一箇所だけ山の樹木の変化を見ることが出来る場所がある。平和教場に出かける途中、手稲区と西区の境界の近くに、宮の沢トンネルがある。トンネルというには短かすぎるのだけれど、手稲山の尾根のはずれを潜り抜けるのだ。したがって、手稲からトンネルに入る少し前に手稲山の一端を見ることが出来る。ここの樹木の変化が、私にはとても印象深く迫ってくるのです。
春雪が解けて、木々が次第に芽吹き、萌黄色になり、次第に緑が濃くなり、山の地肌が見えなくなり、緑がまるで盛り上がるようになってくる。将に今は山が緑に盛り上がっている真夏なのだ。先日の土曜日、その盛り上がりを見ながら、こんなになったのだと改めて思ったのでした。
春を待ち侘び、春になったのを喜んでいたのだが、もうすでに真夏になっている。夏は後一月ほどなのだ。この一月ほどが、真冬の対極の暑さ・・・暑さにうんざりするのもつかの間のことなのだ。もう少しゆっくり月日が流れて欲しいものだ、老人には、もっとゆったりとした時の流れであって欲しいのに、何か瞬く間に過ぎてゆくように感じる。
今年から75歳以上の運転者は「枯れ葉マーク」をつけることが義務付けられて、私も、「枯れ葉マーク」付けた。「後期高齢者」「枯れ葉マーク」・・・・「若葉マーク」の対極の「枯れ葉」・・・このマークを見て後ろの車は敬意を表するのでなく恐怖を感じて、舌打ちをしながら遠ざかるのだ。