先日から洞爺湖サミットで、厳戒態勢がしかれ、あちらこちらでデモが物々しい警察の警備の中でやられている。
テレビでそれを見ていた家内が、「どうしてこんな反対するのでしょうね」といった。
改めて、サミットを考えてみた。以前は先進国首脳会議といっていて、確か6カ国の首脳会議だった。その後G7ーG8などと増えてきて、今回参加している首脳は13ケ国のはずだ。
どうして反対する人がいるのか、何が悪いのかなどと考えると、すぐには私なんかには説明しきれない。
今回のサミットの主要テーマーが、地球温暖化対策ということで。日本の主要問題の拉致もある。ほかにも世界的な経済状況、食糧問題と、各国国民が何とかして欲しいと思う問題が、首脳同士で話し合われるのだから、いいことのように思われる。
しかし、全世界の国々から、地球規模での問題解決を委託されたわけではなく、いわば任意団体なのだ。しかも、大問題の温暖化の元凶がこのG7にあり、現在の食糧危機、原油先物取引などでもたらされている、物価高、株安など、総てがサミット参加国のもたらしたものなのだ。
G8をG13に拡大することすら未だ承認されないみたい。一応、招待という形でもG13がそろっているのだけれど、世界規模の問題解決にどれだけの力になってくれるのかはわからない。
後進国をそのままに、首脳会議というセレモニィが華やかに行われることに問題を感じる人も多いのだと思う。