プログを書き始めたころにも取り上げたと思う。
私の青少年時代は、上川郡上川村字東雲ですごした。
東雲・・・「しののめ」「とううん」・・・私は、「しののめ」が正式で「とううん」は通称と思っていた。
昨年、東雲小学校の閉校式に参列してきたのだが、そのとき「とううんしょうがっこう」と呼ぶことに統一されていたの聞いて、一寸寂しい気もしたけれど、下に小学校が付くと、しののめ小学校はややかったるくなる。とううん小学校でいいのだ。
それはそれとして、この田舎では、七夕は8月7日に決まっていた。子供達は柳の木を切ってきて、家の前に杭を打ち、それに縛りつけ、柳の枝に思い思いのことを書いてぶら下げ、お飾りを飾って、夜になると浴衣を着て、提灯をともして、隣近所の家に「ローソクダセダーセヨ・・ダサヌトカッチャクゾ」とわめきながら歩き、お菓子などをもらって歩いたものだ。そして、翌日その柳の木を安足間川まで持って行き、川に流したのでした。
7月7日だと、どうもぴんと来ない。七夕祭りは納涼の祭りで、夏の盛りではなんとも風情が感じられない。
今や個人のお宅で、七夕祭りをしている様子が見られない。家族を離れた子供会などのイベントになっちゃっている。
失われていく伝統行事・・・・盆踊りも祭りのショウとなっている。何か寂しいおもいが湧いてくる。